【映画評】大列車強盗 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。結婚や育休というプライベートな事柄を公に晒しておきながら、自らの不倫報道についてはプライベートな事柄なので話さないというダブルスタンダードな小泉進次郎環境大臣。ただのバカですね。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『大列車強盗』です。

 

列車から金品を奪った強盗団が保安官に成敗されるまでを描く。1903年製作のアメリカ映画で、おそらく日本劇場未公開作品。監督はエドウィン・S・ポーターで、出演はA・C・エイバディ、ギルバート・M・アンダーソン、ジャスタス・D・バーンズ、マリー・マーレイ。

 

カウボーイ、馬、銃撃戦の要素が揃っているので、現存する世界最初の西部劇映画とされています。本作がなければ、西部劇というジャンルが生まれることなく、ジョン・ウェインやクリント・イーストウッドがスターになれなかったのかもしれません。

 

また、プロット(筋書き)がある本作は、アメリカ映画において先駆的な作品だったそうです。当時はスクリーンに何か映し出されていれば、見世物として成立するような時代ですから。

 

更に、屋外でロケーション撮影しているのも珍しい技法だったそうです。当時は屋内にセットを作って撮影するのが主流だったからです。

 

このように、本作は上映時間12分の白黒サイレント映画であっても、映画史において重要な価値がある作品です。極論すれば、本作なしでは、現在に至るまでのハリウッドの隆盛がなかったとも言えるのです。

 

★★☆☆☆(2020年1月10日(金)インターネット配信動画で鑑賞)

 

パブリック・ドメインなので、YouTubeで無料鑑賞することもできます(日本語字幕無し)。

 

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