1月11日付の秋田魁新報に掲載されていたデータです。
東北6県の外国人延べ宿泊者数を比較すると、秋田県だけが10万人を超えておらず、前年同期より減少しています。
これは衝撃的な数字です。日韓関係の悪化により韓国からの観光客が減っているのは、全国的な現象ですので、秋田県だけが減少している原因になりません。秋田と台湾を結ぶチャーター便が運航停止していることだけでは、すぐ上位にある山形県との3万5千人の差を説明し切れないでしょう。
東北新幹線が通っている青森県・岩手県・宮城県・福島県が有利なのは納得できます。しかし、東北新幹線が無い代わりに、ミニ新幹線を走らせているという条件が同じ秋田県と山形県で差がつくというのは、どうしたことでしょう。
秋田県は、台湾とのチャーター便を再開すれば、観光客が増えると考えているようです。しかし、それだけでは最下位脱出は難しいでしょう。思うに、観光地の近くに宿泊施設が充実していないこと、観光ポテンシャルは高いのに発信力不足であることを改善していくのが得策です。そして、それは県や市町村が直接行うのではなく、やる気のある民間が力を発揮できる環境整備だけすればいいのです。
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