明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
新春の挨拶はサッサと済ませて、12月31日に放送された「RIZIN.20」の話をします。
放送時間が6時間近い長丁場でありながら、前よりダレるところが少なかった気がします。12月29日に同じさいまたスーパーアリーナで開催された、「BELLATOR JAPAN」の良い試合も織り交ぜた構成にしたのが功を奏したのでしょう。
たくさんの試合がありましたが、「RIZIN.20」の3試合に絞って、お話しします(試合結果にも言及しているので、知りたくない人は、ここで読むのを止めるのをお勧めします)。
第13試合のRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ、浜崎朱加VSハム・ソヒは、浜崎に判定勝利したハムが新王者になりました。試合前は寝技の浜崎VS打撃のハムという構図が予想されたにもかかわらず、浜崎が1ラウンドから積極的に打撃を出し、ハムが2ラウンドで浜崎を長いこと三角絞めに捕らえるという試合展開になりました。この2ラウンドのハム優勢が判定に大きく影響したと思われます。
これで、ハムは王者として追われる立場になりました。RIZIN女子でハムと同じ階級には、山本美憂、RENA、浅倉カンナら日本人選手がいます。山本とRENAは「RIZIN.20」で、浅倉は「BELLATOR JAPAN」で勝利したので、更に実績を積めば、ハムへの挑戦権獲得が見えてきます。今年のRIZIN女子は、彼女たちからドラマが生まれそうです(勿論浜崎にも再戦のチャンスはあり、また未知の外国人選手が現れる可能性もあります)。
次に第14試合のスペシャルワンマッチ、那須川天心VS江幡塁は、那須川が1ラウンドTKO勝利で圧勝しました。江幡は決して弱い選手ではなく、それ以上に那須川が強かったということです(予告した新技まで出す余裕!)。特に那須川の打撃の重さは、テレビのスピーカー越しでも伝わってくるほどでした。
KNOCK OUTを主戦場としていた江幡がRIZINに参戦し、試合後に那須川からRIZEへの参戦も勧められました。また、昨年末のシュートボクシング興行で、同協会のシーザー武志会長がRIZINの榊原信行CEOに「立ち技でチャンピオンばかり集めたビッグイベント」への協力を呼び掛けました。今年は立ち技業界のボーダーレス化で夢の対決が実現することを期待します(RIZINとK-1の険悪な関係が解消すればいいのに)。
ところで昨年末、週刊誌で那須川の二股交際疑惑が報じられました。実は、大晦日も那須川は「RIZIN.20」と某番組で「二股」出演していました。出演時間をずらすことによって、ダブルブッキングのタブーを回避したようです。これは、那須川の人気が高い証拠です。
そして第15試合のRIZINバンタム級タイトルマッチ、朝倉海VSマネル・ケイプは、ケイプが2ラウンドでTKO勝利して、新王者になりました。昨年8月にノンタイトルマッチで前王者の堀口恭司を破った朝倉が、その勢いで王者になるという大方の予想を覆す結果です。ケイプは、2年前に朝倉と対戦して判定負けしたことに納得しておらず、リベンジを果たしたことになります。
堀口は膝の負傷により王座返上したので、治療が終わればRIZINのリングに帰ってきます。その時は、初のKO負けを食らった朝倉との再戦を希望しているそうです。しかし、王者のケイプは過去に一度敗れている堀口との対戦を望んでいます。そこで、朝倉はタイトル奪取のため、ケイプと再戦したいでしょうから、堀口、ケイプ、朝倉の格闘三角関係が形成されています。ドラマが生まれていますねえ。
堀口のリング復帰は先のことなので、ケイプの初防衛戦の相手は扇久保博正に決定しました。扇久保は修斗時代、RIZIN時代に堀口に敗北しており、三度目の正直で堀口にリベンジするため、ケイプに勝ってタイトルを奪取したいでしょう。
今年も面白くなりそうなRIZIN。次回「RIZIN.21」は、2月22日に静岡県・浜松アリーナで開催されます。また新しいドラマが生まれるのでしょうか。
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