秋田魁新報に『「大合併」で人口減加速? 旧阿仁町の減少率27・2%』という記事がありました。“1999年から2010年までの「平成の大合併」で合併した人口4千人未満の旧町村の地域は、合併に加わらず存続を選択した近隣の小規模町村に比べ、人口減が加速傾向にある”という内容です。特に、私が住む旧阿仁町(現北秋田市阿仁地区)の人口減少率は27.2%であり、県内でトップの高さを記録しています。
遡ってみれば、合併前の北秋田郡は4町(鷹巣町、合川町、森吉町、阿仁町)1村(上小阿仁村)で構成され、そのうち4町が2005年3月に合併して北秋田市になりました。一つの市になっても、合併前の地域性や人間関係は残り、いがみ合いの原因になることもあります。
ところで、イギリスが4つの国から成っていることはご存じでしょうか。イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」であり、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドで構成されています。今月まで開催されていたラグビーワールドカップで、イギリスが1つの代表チームではなく、イングランド、ウェールズ、スコットランドの別チームで出場していたのは、記憶に新しいところです。
イギリス内の4つの国では文化や風土が異なり、それが軋轢を生むこともあります。スコットランドには長らくイギリスからの独立を望む声があり、2014年に独立の是非を問う住民投票まで行われました。
さて、4つの町から成る北秋田市と4つの国から成るイギリスは似ていますね(かなり強引)。北秋田市に合併されたことによって、旧阿仁町は約3割も人口が減少する不利益を被っています。こうなれば、やるしかありません。阿仁独立運動を!(嘘です)。
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