2019年夏の参院選の雑感 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

秋田のローカルニュースでは、参院選から一夜明けての県内の反応を放送していましたが、先ず話を聞きに行くのは、落選した自民党の中泉松司候補を勤務時間内でも必勝コールを上げてまで応援していた佐竹敬久秋田県知事や秋田県職員幹部ではないでしょうか? ガックリと落胆していることでしょう。職務において政治的中立性が求められる公務員であるにもかかわらず、勤務時間中に特定の政党の応援をするほど、熱を上げていたのですから。

 

さて、参院選秋田県選挙区では、イージス・アショア配備反対をはっきりと表明した無所属(実質的に野党共闘)の寺田静候補が当選しました。安倍晋三が二度も秋田入りして中泉候補を応援したのに、秋田県の有権者は寺田候補を選んだのです。まあ、安倍に関わると運気が下がるというジンクスみたいなものがありますからね。安倍を新喜劇の舞台に出演させたり、官邸に芸人を表敬訪問させたりした吉本興業が今大変な目に遭っていることも、そのジンクスの信憑性を高めます。

 

秋田県出身の菅義偉も選挙戦最終日に秋田入りして中泉候補を応援しました。自民党本部では、菅の出身地だから大丈夫と高をくくっていたそうですが、前述したとおりの結果です。正直なところ、菅は秋田で人気がありません。故郷ですら不人気となれば、日本の何処で菅は人気があるのでしょうか。権力媚びへつらいマスコミが垂れ流す「菅は『令和おじさん』として若者に人気」という話は、バカしか騙せないフェイクニュースです。

 

フェイクニュースと言えば、「与党改選過半数を確保」と報道して、まるで自民党が勝利したかのような印象操作をするのも、如何なものでしょうか。自民党は改選前から10議席減らしたというのが厳然たる結果です。潔く負けを認めないのは、「謝ったら死ぬ病」に罹ったガキのような幼稚さを感じます。

 

それにしても選挙期間中、新聞やテレビやインターネットで大量の宣伝広告を流しておきながら、議席を減らした自民党は非常にコストパフォーマンスが悪いです。自民党の杉田水脈議員チックな表現を用いれば、自民党は生産性が低いです。民間企業であれば、無能なポンコツ社員です。それでもクビ=落選にしない日本国民は優しいですね。「働き方改革」の効果ですか? 大人しい県民性と呼ばれ、自民党が強い「保守王国」を続けてきた秋田県民でも堪忍袋の緒が切れて、一人クビにしてやりましたけどね。

 

 

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