芸人の政治に対する態度について思う。 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

デイリースポーツに『太田光 年金問題「レンポウって人が、ヒステリックに不安煽ってる」と持論』という記事があります。本日(23日)、TBS系『サンデージャポン』において、爆笑問題の太田が年金問題を追及する野党やデモを批判したことを報じています。

 

太田は安倍政権に批判的な発言をしてきたので、これを知った左派やリベラルが、SNS上で「裏切られた!」とか「体制に日和った!」とかヒステリックに騒いでいると想像できます。

 

しかし、それは太田が芸人であるため、年金問題への関心が薄いからです。今でこそ芸人の社会的地位は高いですが、元々根無し草みたいなヤクザな稼業です。将来どころか明日の生活すら安定していないのが芸人の宿命であり、年金の心配などするのは芸人失格だと考えるのが、昔ながらの芸人像です。そのように無頼なスタンスを売りにしていた立川談志を尊敬している太田が、年金問題を深刻に受け止められないのは当然のことです。

 

太田の他に、ウーマンラッシュアワーの村本大輔も安倍政権に批判的な発言をします。それを支持して喝采を送る左派やリベラルは少なくありません。しかし、太田も村本も本業は芸人であり、活動家ではありません。芸人として理想の笑いを追求することが第一であり、政治や社会に対して物申すのは、そのための一手段に過ぎません。笑いが主で、政治が従の関係にあるのです。そこを誤解してはいけません。

 

それにしても、有名人の人気に便乗したり、自分の意に沿わないとヒステリックに反応したりと、それで左派やリベラルは本当に安倍政権を倒せると思っているのでしょうか。それが彼らの本気ならば、「反安倍」の限界が見えてきます(不思議なことに、有名人の人気に便乗するのも、自分の意に沿わないとヒステリックに反応するのも、左派やリベラルの対極にいるネトウヨと同じ特徴です。左も右も似た者同士なのでしょうか。それならば、金も権力も使える体制側に付くネトウヨの方が有利ですね)。

 

 

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