【映画評】快楽の園 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

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「快楽の園」の踊り子パッツィはある日、一座で踊りたい田舎娘ジルと出会い、 下宿させることにする。ジルは一座に迎えられ、出世の道を歩んでいく。ジルには、ヒューという誠実な婚約者がいた。 アフリカに出稼ぎに行くことになった彼が、出発前に同僚のレヴェットと共に、 ジルたちの元に現れ、数奇な恋愛事情が幕を開ける(Amazonの商品説明より引用)。1925年製作で、日本劇場未公開作品。監督はアルフレッド・ヒッチコックで、出演はヴァージニア・ヴァリ、カルメリータ・ジェラティ、マイルズ・マンダー、ジョン・スチュアート、ニタ・ナルディ。

 
ポルノ映画みたいなタイトルですが、アルフレッド・ヒッチコック初監督作品です。作品中に登場する“The Pleasure Garden”という劇場名を直訳しただけです。
 
記念すべきファーストシーンは、劇場の踊り子たちが螺旋階段を下りてくる場面です。ヒッチコックで螺旋階段と言えば、『めまい』が有名です。まあ、単なる偶然でしょう。
 
パッツィ(ヴァージニア・ヴァリ)とジル(カルメリータ・ジェラティ)、ヒュー(ジョン・スチュアート)とレヴェット(マイルズ・マンダー)は、それぞれ明確に対照的なキャラクターとして描かれているので、ストーリーは分かり易いです。
 
レヴェットが幽霊の幻覚を見るシーンは、合成技術を用いて表現されています。新しい撮影技法に挑戦したがる、若きヒッチコック監督の貪欲さが、後に巨匠となっても変わらなかったことは、多くの映画ファンが知るところです。
 
★★☆☆☆(2019年1月26日(土)インターネット配信動画で鑑賞)
 
本作では、まだヒッチコック本人はカメオ出演していません。
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