山田洋次監督の『男はつらいよ』シリーズ最新作『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』(仮題)が現在撮影中で、来年2019年12月27日に公開予定です。主役の車寅次郎を演じる渥美清は鬼籍に入っているので、過去の映像での出演になるでしょう。
現在発表されている主要キャストは、倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆、後藤久美子、夏木マリ、浅丘ルリ子となっています。既に亡くなっている出演者が多い中、存命中の出演者で「その後の男はつらいよ」を作ろうということです。
先日の製作発表会見で、くるまや(とらや)のセットがあることが分かりました。それならば、くるまやに立ち寄った客という設定で、作品ゆかりの人物をカメオ出演させることができます。ちょっと考えてみました。
(1)美保純
美保純は、第33作から第39作までタコ社長(太宰久雄)の娘・あけみとして出演しています。真面目なサラリーマンに嫁ぐも、しばしば夫婦喧嘩して実家に戻ってくるという設定です。それならば、新作でも夫婦喧嘩して実家に戻ってほしいのです。そして、くるまやに立ち寄り、タコ社長が経営していた朝日印刷のその後を話してくれたら面白いです。
(2)出川哲朗
出川哲朗は、第37作から第41作まで板前風の男やテキ屋の若い衆という名も無き役で出演しています。今でこそリアクション芸人のトップに立つ人気者ですが、当時は俳優志望だったのです。もし出川のリアルガチな人生に合わせたら、下っ端からビッグになった男として、くるまやに訪れてほしいです。今回も役名はあげませんけど。
(3)リチャード・ギア
リチャード・ギアは本編に出演していませんが、サントリー「オランジーナ」のCMで寅さん役を演じました。これまで黒澤明監督の『八月の狂詩曲』、ハリウッドリメイク版『Shall we Dance?』、『ハチ公物語』をリメイクした『HACHI 約束の犬』と日本に縁のある作品に出演してきたので、本作の出演も何とかなるかもしれません。
長期に渡るシリーズで、登場人物がたくさんいるので、想像は膨らみます。少なくとも題経寺の寺男・源公(佐藤蛾次郎)は出演させないといかんでしょう。
『男はつらいよ』シリーズを探してみましょう。