寒くなって山椒の葉が落ちると、剪定作業が始まります。葉がボーボーでは作業をやりにくいからです。
これが剪定前です。


これが剪定後です。


剪定をする理由は次のとおりです。(1)高い位置に生った山椒の実は取りにくいから、(2)山椒の枝が込み合うと実を取りにくいから、(3)山椒の枝が網状に込み合うと積雪で枝が折れるから、(4)隔年結果を防ぐことができるからです。
(1)と(2)の理由は、6月に収穫する時の作業効率を上げるためです。(3)の理由は、雪国秋田ならではです。積雪の力をなめてはいけません。(4)の理由は、隔年結果すなわち実が1年おきに生る現象を防ぎ、毎年の収穫量を安定させるためです。枝に付いた芽を残すようにして剪定すれば、来年春にそこから新枝が出て、その枝には実が生るのです。
関西地方の山椒農家には、古くから「山椒は刃物を嫌う」という言い伝えがあり、隔年結果を防ぐためには、剪定ではなく、枝を捻って成長を止める捻曲という方法が採られてきたそうです。しかし、それでは何時どの枝を捻曲したかを記憶または記録しなければならず、木が多ければ管理が大変になります。
その慣習を打ち破って、山椒を剪定することによって収穫量を増やした“改革者”が、京都府にいるのです。3年前の京都視察は、その人に会って話を聞くために行ったのですよ。
これから秋田は雪が積もるでしょうが、剪定作業を年内に終えたいと思っています。
昨年も剪定作業を行い、今年の6月に実が生りました。その実で作った北秋田阿仁産手作り塩蔵実山椒は、Yahoo!ショッピングとYahoo!オークション(ヤフオク)に出品しております。オークションと言っても、定額で出品しており、競りを行わずに即決します。
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6月21日の発売開始から12月4日までの166日間で、ネットでは335パック、店舗では121パック、合計456パックお買い上げいただきました。年内に完売できるでしょうか。
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