Koki,がELLE映画賞受賞 映画未出演者で初「ライジングスター賞」
木村拓哉(46)と工藤静香(48)の次女で、今年5月にモデルデビューしたKoki,(15)が26日、都内で行われた、「ELLE CINEMA AWARDS 2018」の授賞式に出席した。エンタメ界において今年最も輝いており、これからの活躍を応援したい女性に贈られる「エル・ガール ライジングスター賞」を獲得。15年に創設され、翌16年から個人表彰が始まった同映画賞で、映画出演の経験がない受賞者は初めて。
シャネル製の黒の透け感のあるノースリーブドレスに、ピンクのロンググローブをまとい、ブルガリのジュエリーを身に着けて登場したKoki,は、トロフィーを受け取ってニッコリ。写真撮影では、カメラマンから多くのフラッシュと注文を受け、笑顔で応じていた。
受賞の感想を問われると「とても光栄に思います。5月のELLEからスタートさせていただいて、いろんな経験をさせていただきました」と回答。「素敵なクリエイターさんやスタッフさんと撮影させていただいてうれしかったです」とこの1年を振り返り、「もっともっと経験を重ねて、いろいろなキャラクターを演じられるモデルになりたいと思います」と宣言した。
Koki,は5月にファッション誌「ELLE japon」でモデルデビュー。8月に「ブルガリ」、9月には「シャネル」といった世界的ブランドのアンバサダーに就任した。
【ここから私の意見】
映画に出演したことのないモデルが映画賞を授与されるとは、これまた凄い話です。映画に出演していない人でも受賞できる映画賞は、東京スポーツ映画大賞くらいのものです。オシャレなファッション誌「ELLE」が東スポと同じことをやっているというのは、滑稽ですね。
「ELLE CINEMA AWARDS」は2015年に創設された映画賞であり、権威も何もあったものではありません。それなのに、権威なき映画賞が自らの権威を破壊するという珍妙な事態になっているのです。無いものを壊しているのですから、超常現象と呼んでもいいでしょう。
主催者が何に忖度したのか知りませんが、このような選出のやり方では、きちんと映画に出演した他の受賞者に悪いとは思わなかったのでしょうか。主演女優賞に当たる「エル ベストアクトレス賞」を寺島しのぶ、監督賞に当たる「エル ベストディレクター賞」を三島有紀子、主演男優賞に当たる「エル メン賞」を東出昌大が受賞しています。この人たちは、単なる仕事の一つだと割り切っているのかもしれません。
何よりも、こうしたゴリ押しはKoki,本人の成長のために良くないのですけどね。