敬称略で書いてみよう。 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

2020年東京オリンピックの記録映画を河瀬直美が監督することになりました。オリンピック記録映画を女性が監督したのは、ナチス政権下で1936年に開催された、ベルリンオリンピックの記録映画『美の祭典』『民族の祭典』のレニ・リーフェンシュタールが前例となります。2013年に麻生太郎が放った「ナチスの手口を学んだらどうか」発言は、まだ生きているのでしょうか。とは言え、河瀬が単純なプロパガンダ映画を撮るとは思えません。1964年の東京オリンピックでは、市川崑が『東京オリンピック』を監督し、記録性より芸術性を重視した内容に論争が起こりました。河瀬の作品も論争を起こすような内容になるかもしれません。
 
その河瀬の作品の芸術性を理解できそうにない安倍晋三が、自民党総裁選に勝利したことで念願の憲法改正を推し進めようとしています。2016年には「改憲は自民党の党是」とする発言をしている安倍ですが、本当にそうでしょうか。自民党の綱領を読めば、自民党の党是は自主憲法の制定であり、条文に自衛隊を明記するなどという一部改正ではないと解釈できます。だから、自民党は2012年に憲法改正草案という憲法を丸ごと作り変える案を世に出したのです。2015年に「ポツダム宣言を詳らかに読んだことがない」と発言した安倍ですが、自民党の綱領も詳らかに読んだことがないのでしょうか。そして、自党の綱領を詳らかに読んだことがない人間を党総裁に選んでしまった自民党員の心境や如何に。
 
不勉強なくせに憲法改正には熱心な安倍は、母方の祖父である岸信介から反共団体「国際勝共連合」との関係を引き継いでいます。そのため、国際勝共連合が発行する月刊誌「世界思想」では安倍推しの記事が多いそうです。
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民主党政権批判、中国脅威論どころか現行憲法を「欠陥憲法」呼ばわりする記事もあります。安倍は世界思想の代弁者みたいですね。この世界思想を発行する国際勝共連合の母体は、悪質霊感商法で多くの家族を崩壊させてきた統一教会です。なるほど、安倍とその支持者は統一教会と軌を一にしているのですね。そう考えると、安倍が憲法改正に執着するのは理屈を度外視した一種の信仰なのでしょう。夫人の安倍昭恵もスピリチュアル方面への傾倒が強い人ですから、似た者夫婦と言えますね。
 
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