地位に恋々としがみつくあの人 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

先日のブログ記事「やはりあの人に関わると運気が下がる?」の文中に、3月30日に安倍首相が東京ドームで巨人対阪神戦を観戦し、「勿論巨人を応援していたのでしょう」と書きましたが、これは誤りです。安倍首相は過去にアンチ巨人であると発言しましたから。一応ヤクルトファンらしいです。
 
れなら何故巨人対阪神戦を観戦したのでしょう。まず一つの理由は渡辺恒雄読売新聞グループ本社主筆に会うためだと考えられます。安倍政権擁護派である読売新聞には、安倍首相は大変お世話になっていますからね。
 
またもう一つの理由は、この画像にあります。
 
巨人対阪神戦を一緒に観戦したビル・ハガティ駐日アメリカ大使の襟に、救う会のブルーリボンバッジがあります。これは野球観戦前の会談で安倍首相が拉致被害者問題をアメリカから北朝鮮にアピールすることをハガティ大使に依頼したことを匂わせます。
 
財務省による森友関連公文書改竄問題だけでなく、様々な問題が吹き出して安倍内閣の支持率は下落しています。この支持率を回復させるためには、北朝鮮から拉致被害者を奪還したという「外交上の成果」が有効です。しかし、北朝鮮に対して長らく圧力一辺倒で対応していたので、日本政府は北朝鮮との強い外交パイプを失っているおそれがあります(国会議員レベルなら、せいぜいアントニオ猪木議員が持っているくらいです)。それゆえ米朝首脳会談を控えたアメリカの力を借りて、何とか成果を演出したいという思惑があるのではないでしょうか。
 
拉致被害者の奪還は良いことですが、アメリカを頼るという手段は如何なものでしょう。アメリカに借りを作ると、大きな見返りを求められそうです。トランプ大統領が意欲を見せているFTA(自由貿易協定)の二国間交渉で、アメリカ側は日本側に大幅な譲歩を迫るでしょう。米国企業ファーストで日本企業が壊滅的打撃を受けるような内容になることもあり得ます。
 
安倍首相が現在の地位から下りたくない自己保身から、国民の生活を犠牲にしてもいいと思っているのならば、それは売国奴と呼ぶにふさわしいものではありませんかね。
 
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