フジテレビ系情報番組『とくダネ!』に、4月から伊藤利尋アナウンサーが加わることで、これまで番組二番手にいた笠井信輔アナウンサーが、その地位を奪われるのではないかという話があります(日刊サイゾー「後輩・伊藤利尋アナにキャスターの座を奪われても当然!? 局内からも聞こえる笠井信輔アナの“嫌われぶり” 」より)。
20年近くも『とくダネ!』で頑張ってきたのに報われないという、テレビ朝日系『ニュースステーション』における渡辺宜嗣アナウンサーのような扱いです。『とくダネ!』メインMCの小倉智昭さん、それはあまりにも薄毛、いや薄情だよ!
そうは言っても、日刊サイゾーの記事によると、笠井アナはアナウンス技術が稚拙だったり、場の空気が読めなかったりで、視聴者にもスタッフにも嫌われてもやむなしです。アナウンサーとしての実力では、笠井アナは伊藤アナに脱帽せざるを得ないでしょう。小倉さんは決して人前で“脱帽”しませんが。
そんな笠井アナの趣味は映画観賞と舞台鑑賞です。ここから私の思い出話になります。10年前、私は『「映画の達人」の達人決定戦 公開収録』に参加するため、東京・お台場にあるフジテレビへ行きました。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/05/django-in-akita/8e/7e/j/o2174163114430776138.jpg?caw=800)
キネマ旬報主催の「映画検定」とフジテレビの夏イベント「お台場映画王」が連動し、映画検定有段者(1級・2級保持者)の中で一番の「映画の達人」を決める企画です。事前に参加の可否を通知された、2級保持者である私は職場の夏休を取って参加しました。
昼間に予選のペーパーテストがあり、私はそこで落ちました。しかし参加者は公開収録をタダ見でき、収録終了後の懇親会にも出ることができます。私はちゃっかりとタダ見&懇親会出席し、そこでスタッフと歓談している笠井アナを発見しました(あれ、笠井アナは番組関係者でしたっけ?)。笠井アナからスタッフがはけた頃を見計らって、サインをおねだりしに行きました。サインを快諾してくれた笠井アナは「映画検定何級ですか?」と話しかけてきました。私が「2級です」と答えると、笠井アナは「え~、すごいなあ。私は3級ですよ」と褒めてくれました。気さくな人ですね。
これが、そのサインです。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/05/django-in-akita/ef/5b/j/o1507200914430776187.jpg?caw=800)
ん? 日付が「2008.8.16」になっています。当日は2008年8月18日でしたが……。こんなところが笠井アナらしさなのでしょうか(悪い意味で)。
笠井アナが地上波の情報番組でメインMCを務めるのは無理(まして報道番組は無理)なので、BSフジに活路を見出した方が良いでしょう。CSのフジテレビTWOで放送している軽部真一アナウンサーとの『男おばさん!!』のBS版をやるとか、あるいは単独で映画放映前後の解説をやるとか、趣味を活かした仕事をやっていくべきです。
かつてフジテレビにいた堺正幸アナウンサーは、趣味の鉄道好きが高じて、国鉄時代から現在のJR東日本に至るまで、新幹線の車内放送用アナウンスを担当しています。趣味を極めれば、仕事に変わるのです。
今のBSフジは、かつてフジテレビの映画事業部で『踊る大捜査線』シリーズなどをヒットさせた亀山千広社長ですから、同じ映画好きとして話は通りやすいはずです。「男おばさん」が「男おばあさん」になる前に、笠井アナには一念発起してもらいたいです。
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