漫画家・矢口高雄について | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

 
その前にあるのが「community station KITAKITA」です。
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KITAKITAは会議や展示に利用できるレンタルスペースであり、ふらっと立ち寄れるオープンスペースでもある、オシャレでアート感ある空間です。本棚には秋田関連の書物が並んでおり、その中に矢口高雄の漫画『マタギ列伝』がありました。
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矢口高雄は秋田県横手市増田町(旧・秋田県雄勝郡西成瀬村)出身の漫画家です。その縁から、横手市には増田まんが美術館があり、矢口は名誉館長を務めています。
 
矢口高雄はペンネームで、本名は高橋高雄です。ペンネームの発案者は、矢口の初連載漫画『おとこ道』の原作者である梶原一騎で、居住地の最寄り駅である矢口渡駅から名付けたそうです。初連載漫画で組んだ梶原から、矢口は多くを学んでおり、尊敬の念を抱いています。
 
その証拠に矢口の代表作『釣りキチ三平』は、梶原の『空手バカ一代』へのオマージュから生まれたタイトルですからね。主人公が追求するジャンルである「釣り」と「空手」、主人公の熱狂ぶりを表す「キチ(ガイ)」と「バカ」、漢数字の「三」と「一」が符合しています。どちらも少年週刊マガジン連載で、発表年は『空手バカ一代』が先ですから、矢口が梶原に敬意を表して真似たのでしょう。
 
その矢口からの敬意に対して、梶原からも返礼代わりのパクリタイトルがあります。梶原の『プロレススーパースター列伝』は、矢口の『マタギ列伝』から頂戴したものですよ(掲載誌は異なりますが)。
 
それは本当かって? 嘘じゃあ! わしの妄想じゃあ!
 
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