田んぼの中心で、自己愛をさけぶ | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

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衆院選公示日の10月10日(火)、福島県福島市で第一声を上げ安倍晋三首相の姿です。福島第一原発事故からの復興をアピールするため、この地を選んだと表向きは理由付けていますが、本当は聴衆からのヤジが怖くて、首都圏から、そして市街地から離れた場所を選んだのでしょう。国のトップにふさわしくないヘタレぶりです。よく「国難を突破する」だの「この国を守り抜く」だの言えたものです。
 
聴衆からのヤジを「プロ市民による選挙妨害」などと非難する声もあります。しかし、特に地方で顕著な話で、野党の立候補者が街頭演説すると、ヤジどころか物を投げつけられたり、誰に雇われたか分からない(?)ヤクザに恫喝されたりすることは珍しくありません。ヤジごときで選挙妨害だと騒ぎ立てるのは、無知なヘタレです(実際のところ、ヤジ程度では法律違反になりません。立候補者にケガを負わせたり、選挙カーを損壊したりすれば、犯罪になりますけど)。
 
安倍首相は田んぼの真ん中で演説を行っています。どうも安倍首相と安倍昭恵夫人は、土にまみれる野良仕事の経験などロクにないくせに、水田風景がお好きなようです。森友学園が設立しようとした安倍晋三記念小学校の正式名称は、昭恵夫人の提案で「瑞穂の國記念小學院」でしたからね。
 
その水田風景好きの安倍夫妻は、黄金色の美しい稲穂を背景にしたかったのでしょうか。演説が行われる10日まで稲刈りをするなと自民党サイドから地元農家へ指示があったそうです。ところで、穂が実って老いてきた稲は倒れてしまいます。立っている稲は機械刈りできますが、倒れてしまった稲は手刈りになるので、農家の手間がかかります。それ故に、農家は稲刈り時期を慎重に判断し、時期が来たらテキパキと作業するのです。それは美味しい米を作るための大事な仕事です。
 
上掲の画像を見てください。安倍首相の背景にある稲は倒れています。倒れた稲は手間がかかる手刈りになります。自己演出のためには、農家の苦労など無関心な東京生まれ東京育ちのボンボン総理からの有り難くないプレゼントです。自己愛だけで総理の地位に恋々としがみつく、いじましい、みっともない総理ですよ。
 
良家のご子息やご令嬢が農家の苦労を知らないのは、ある程度諦めがつくとしても、周囲の取り巻き連中は何も諌めなかったのでしょうか。思えば、農繁期である10月に衆院選を行うという政治判断は、農家のスケジュールを無視しています。自民党は日本の食を支える農家の都合など知ったことかという姿勢なのでしょうか。そして全国各地の農協(JA)は、農家の味方であるという本分を捨て、そんな自民党を支持するのでしょうかね
 
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