秋田県知事の危機管理のお粗末さ | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

社説:大雨時に知事不在 危機対応の甘さに驚く

 
22日からの大雨で、県内は大きな被害を受けた。24日午後4時現在の県のまとめによると、人的被害は報告されていないものの、大仙市と秋田市の約4万9千人に今も避難指示や勧告が出されている。住宅の床上浸水は145棟、床下浸水は428棟に上り、さらに拡大する見込み。農地などの被害は把握できておらず、通行止めになっている道路も少なくない。
 
県や市町村は被害の全容把握に努め、国と連携して被災者支援や復旧に全力を挙げてもらいたい。
 
そうした対応の先頭に立つべき佐竹敬久知事が、24日の庁内連絡会議では「私の認識が甘く反省している」とおわびから始めざるを得なかった。22日朝に友人と宮城県大崎市にゴルフに出掛け、プレー後に酒を飲んで当日帰れなかったためだ。翌朝、連絡会議の開催を指示したが、帰る途中で渋滞に遭って時間に遅れ、出席できなかった。
 
22日は、秋田地方気象台が午前6時前に大雨などに関する気象情報を発表。23日朝にかけての雨量が平年の7月1カ月分に当たる180ミリに達する恐れがあるとして、浸水や河川の氾濫などへの警戒を呼び掛けた。
 
佐竹知事の説明によると、知事は22日午前6時半ごろ県庁OBの友人3人と知事の私用車で秋田市を出発。10時半ごろ大崎市に着いてプレーし、午後4時ごろ終わってからホテルに帰ってシャワーを浴びた後、ビールを飲んだ。県内の大雨被害の重大さに気付いたのは、タブレット端末で河川の状況を確認した午後6時40分ごろという。
 
知事の携帯電話には県危機管理監から自治体の避難情報などについてメールが送られ、知事はプレー中も時々確認したという。だが「警報や竜巻情報などのメールもたくさん入っていた」と全部を確認しなかった。その中に避難に関する情報があることは認識していたが、きちんと確認せずに酒を飲んだ。この間県庁から電話はなく、自分で問い合わせることもなかった。
 
知事は「これほどひどい状況になるとは思わなかった」と判断の甘さをわびた。さらに、ゴルフに行くことは「誰にも知らせなかった」と言う。出掛ける前に気象について詳細に確認せず、職員らに助言を求めることもなかった。危機管理に対する意識の低さには驚かされる。
 
その後もメールをしっかり確認していれば県内の危機的状況に気付く機会はあったのに、みすみす逃した。県民の生命、財産を預かる県のトップとして猛省を求めたい。一方で、災害が予想される場合の知事への連絡体制も見直す必要がある。
 
佐竹知事は3期目に入り、「(人口減を)気にしているのはマスコミだけ」「県がみんなやっちゃうと市町村はサボる」などの発言で物議を醸している。今回の災害対応と併せ、知事として緩みやおごりがないのか説明してもらいたい。
 
 
【ここから私の意見】
 
 
東京都知事在任時の舛添要一は、毎週末、公用車で湯河原の別荘に通っていたことで非難を浴びました。公用車の使用のみならず、休日に東京都を離れることまで非難の対象になりました。緊急時の連絡体制は十分であると弁明しても、マスコミや世間から叩かれました。
 
熊本地震発生時、安倍晋三首相が赤ら顔で官邸に来たことも非難されました。実際のところ、首相の酔いが醒めるまでは報告程度にし、素面になってから指揮を執ってもらうならば、大した問題はありません。それでも非難の対象になるのです。酒を飲んだから県に帰らないというのは論外です。
 
お粗末な秋田県の機管理に対して、本気で怒らないならば、秋田県民は真性のバカです。
 
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