【映画評】ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

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ビートルズの生活を描いたセミ・ドキュメントの青春ドラマ(映画.comより引用)。1964年日本公開作品。監督はリチャード・レスターで、出演はジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター。
 
『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』という邦題は、公開時にユナイト映画社に在籍していた水野晴郎が命名したもので、現在は『ハード・デイズ・ナイト』に改名されています。
 
ビートルズの4人は、本人役で出演しています。脇役ではなく主演クラスだと珍しい例で、日本だと『古畑任三郎 VS SMAP』のSMAPみたいなものです。また、外見は似ているが、キャラクターが異なるイタズラっ子集団という設定もあり、『おそ松さん』における松野家の六つ子のようでもあります。SMAPやおそ松さんと共通点があると、現代でも受け入れられそうです。
 
多忙な4人組なので、リハーサルも本番も十分な時間が取れなかったと思われます。ファンに追いかけられたジョージとリンゴが転ぶカットや、演奏中に撮影ミスで画面が白くなるカットが、そのまま使われていますから。しかし、演技未経験ゆえの即興演技、どこかシュールな展開、ロケ中心の撮影という要素が重なり、何となくヌーヴェルヴァーグ的な作品に仕上がっているので不思議です。
 
★★★☆☆(2016年9月12日(月)インターネット配信動画で鑑賞)
 
この頃のジョンの周りにはオノ・ヨーコ、ましてや内田裕也の姿はありません。
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