【映画評】真昼の用心棒 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

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久しぶりに故郷に帰ってきたガンマンが、腹違いの兄の助けを得て、町を牛耳るボスと対決する西部劇。そのボスが実は主人公の実の父であると分かり、主人公はボスを殺した弟と戦う(Yahoo!映画より引用)。1967年日本公開作品。監督はルシオ・フルチで、出演はフランコ・ネロ、ジョージ・ヒルトン、ニーノ・カステルヌオーヴォ、ジョン・マクダグラス、リナ・フランケッティ。
 
邦題は『真昼の用心棒』ですが、『真昼の決闘』とも『荒野の用心棒』とも関係はありません。フランコ・ネロ主演ですが、『続・荒野の用心棒』と話が繋がっているわけではありません。日本の映画会社がヒット作にあやかって付けたタイトルでしょう。
 
決して大作ではなく、むしろB級娯楽作に属する本作ですが、主題歌は格好良いです。『続・荒野の用心棒』の主題歌に負けず劣らずの格好良さです。

 

ルシオ・フルチ監督は、ゾンビ映画『サンゲリア』において眼球串刺しシーンをじっくりと見せる演出をしていました。西部劇である本作においても、冒頭で猟犬が人間狩りをするシーンや、主人公がムチで打たれてリンチされるシーンは、「そこまで尺が要るか?」と疑問に思うほど、じっくりと見せます。ウケるまで、しつこくボケを繰り返す次長課長のコントを思い出しました。

 
終盤の対決シーンでは、主人公が無敵の強さを見せ、「早い段階でその強さを発揮すれば、それほど人は死ななかったのに」とツッコミたくなりました。そうは言っても、しっかりとカタルシスを味わえる娯楽作品でした。
 
★★★☆☆(2016年6月13日(月)DVD鑑賞)
 
マカロニ・ウエスタン(イタリア製西部劇)は、プルコギ(韓国製)時代劇みたいなものですかね。
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