片岡愛之助と結婚した藤原紀香の結婚に厳しい批評 なんで?
ふたりが知り合ったのは5年前、友人関係を経て結婚するまでの道のりに紆余曲折あったからか、紀香の目には時折涙も。3月31日、歌舞伎役者・片岡愛之助(44才)と女優・藤原紀香(44才)は、大勢の報道陣に囲まれ、カメラに向かって晴れやかな笑顔を見せていた――。
金屏風の前での結婚報告といえばDAIGO(38才)と北川景子(29才)が記憶に新しいが、そちらが超祝福ムードだったのに対して、こちらのふたりへの反応はまったく“真逆”の様子…。
感極まるような表情は「うなずく仕草やまばたきが多く、言葉が本心でない証拠」などと分析され、会見のためにオーダーメードしたという着物は「洋風のユリはおかしい。梨園の妻として落第点」などと各メディアで厳しい批評がなされた。ネット上でも「自分に酔っている」「話し方がわざとらしい」などと散々だ。
さらに、“口撃”は、外部からだけではない。
愛之助の義父で歌舞伎役者の片岡秀太郎(74才)は、4月9日と目されていた紀香の梨園デビューに、「9日に初日を迎える金丸座は(中村)鴈治郎さんの襲名興行。鴈治郎さんが主役なので、愛之助たちが騒がれては配慮に欠ける。初日に行くのは遠慮するように」と“待った”をかけたのだ。
《今夏にはミュージカル“南太平洋”が控えておりますし、ライフワークとしてのボランティア活動も変わらず継続していきたいと思います》
会見を終えた日のブログで紀香は、女優業への意欲を示したが、これにも猛批判。「梨園の妻はそんなに甘くない!」とバッシングが飛んでいる。
でもちょっと待って。同じく梨園の妻となった三田寛子(50才)はタレントとしてバラエティーに出演しているし、一度は引退したものの女優に復帰し、ドラマなどでも活躍する寺島しのぶ(43才)の母・富司純子(70才)など、梨園妻でありながら自身の活動を精力的にこなす妻もいる。なぜ、紀香だけが集中砲火に? 作家の亀山早苗さんが言う。
「本当にどうしてなんでしょうね。ひとつ言えるのは、紀香さんは弱いところを見せないからかもしれません。離婚したときも、彼女はハツラツとしていた。やっぱりいつも強い女性って味方されにくいのかもしれません。
大前提として、ネットやSNSの発達で“バッシング文化”がどんどん拡大しているのは事実です。何か攻撃する理由を見つけては批判する。(市川海老蔵と結婚した)麻央さんだって最初は相当悪口言われていたけど、本人がひたむきに頑張れば自然と認めざるをえない。これからが勝負ですね」
女性の未婚率が増加する一方で、20代で約50%、30代で30%以上、50代でも約10%と、1度も結婚せずに一生を終える人は増えている。そんななか紀香は、2度目の結婚で金屏風というノリノリ。しかも、今回のお相手は、歴史と伝統の梨園でもトップクラスの人気を誇る歌舞伎役者だ。
それにしても、芸能界を見てみると、紀香のようなバツイチモテ女に女性たちは手厳しい。バツイチモテの紗栄子(29才)や奥菜恵(36才)…いずれも、本人たちは幸せいっぱい。ただし、周囲からの視線はヒンヤリなのだ。前出・亀山さんはこう分析する。
「バツイチ女性は一度失敗しているだけあって、男に対して許容範囲が広いのかな。包容力があるのかもしれません。夫の価値観を変えちゃうくらいの強さに惹かれるのかも。でも、紀香さんといい、他のバツイチ女性といい、バッシングされるということは、それだけ関心があるということ。どうでもよかったら批判すらしません。
それと、梨園だったり俳優だったり社長だったり、華やかな世界に入るという、自分では到底できないことをしていることへのバッシングですよね。要は嫉妬です」
【ここから私の意見】
藤原紀香に対する世間からのバッシングに対する反論記事のようです。しかし、二点ほど誤りがあると思います。
まず梨園の妻でありながら芸能活動をする者の例として、三田寛子と富司純子を挙げていますが、彼女たちと藤原を一緒にするのは記者の勉強不足です。三田も富司も結婚後は芸能活動をセーブし、梨園の妻と子育てをする母親の二つの道に重きを置いてきました(富司はけじめをつけるため、芸名を「藤純子」から「寺島純子」に変更したほどです)。現在、精力的に芸能活動をしているのは、子供が大きくなり、手がかからなくなったからです。「それぐらい調べておけ!」と記者のプロ意識を疑います。
梨園の妻は夫のみならず、ご贔屓さんとの付き合い(挨拶回りや礼状書きなど)があり、片岡愛之助ほどの人気役者となれば、かなり多忙で神経を使う生活に追われます。藤原が愛之助との間に子供を欲しながら、芸能活動を続けるということは、梨園の妻、子育てする母親、芸能人の三足のわらじを履こうと宣言しているということです。強欲というほかありません。“お竜さん”富司ですら二足が限界なのに、“代表作はレオパレスのCM”藤原が三足も履こうとは、おこがましい話です。
そして、もう一点の誤りは、記事中で作家の亀山早苗が藤原へのバッシングを嫉妬に過ぎないと簡単に決め付けていることです。まあ、妬みや僻みだと大衆蔑視すれば、自分が高みに立てるから気持ち良いのでしょうが、作家としては読みが浅いとしか言えません。何故なら、藤原は梨園の妻になったのでバッシングが始まったのはなく、その前にブログ「☆氣愛と喜愛で♪ノリノリノリカ☆」での数々の発言をネットで叩かれているからです。
そもそも藤原の肩書きは「女優」ですが、ドラマ、映画、舞台で目立った作品はあるでしょうか。これはすぐに思いつきません。だから代表作は「レオパレスのCM」や「K-1のリングサイド」と揶揄されるのです。藤原は女優として何も成し遂げていません。それなのに女優を名乗り、他のジャンルにも手を出していますが、どれも中途半端で何も成し遂げていません。藤原は外見的に「何でもできる女」のイメージだけで、実は「何でもできそうで何にもできない女」です。それでも手を広げ、高みに立とうとするのは強欲です。藤原へのバッシングの根底には、強欲に対する真っ当な嫌悪感があると思います。
例えば、食べ放題バイキングで食器に取れるだけ取っておきながら、食べ残すのは店側が嫌がるのは当然ですが、同席した客も不快に感じるでしょう。それが強欲に対する真っ当な嫌悪感です。決して嫉妬ではありません。藤原はこれまで散々大盛りの料理を食べ残してきましたが、今度は伝統ある歌舞伎界という“高級料理”を食べ切れぬほど大盛りにして持ってきたのです。それに対して、世間が「また食べ残すのか?」とか「勿体無いぞ!」とか注意するのは、正常な反応だと思いますけどね。