福山雅治、健さん映画リメイク作で主演 ジョン・ウー監督とタッグ「心からやりがい」
俳優の故・高倉健さん(享年83)の主演映画「君よ憤怒の河を渉れ」(1976年)のリメイク作で、香港・中国合作映画「追捕 MANHUNT」(ジョン・ウー監督)に、歌手で俳優の福山雅治(47)、中国出身の俳優・張涵予(チャン・ハンユー)がダブル主演することが16日、発表された。
西村寿行さん(享年76)の同名小説が原作。突如、無実の罪を着せられた杜丘検事が、汚名を晴らすため、日本中を逃走。執拗(しつよう)な矢村警部の追跡を交わしながら謀略の全貌を明かし、悪の首謀者を追いつめる―。日本版でメガホンを執ったのは佐藤純彌監督(83)。文化大革命後の1978年に、外国映画第1号として中国全土で公開され、高倉さんが同国で一躍人気者になった作品だ。
リメイク作では、高倉さんが演じた杜丘検事役をハンユーが演じ、役の設定を弁護士に変更する。原田芳雄さん(享年71)が演じた矢村警部役を、福山が演じる。リメイクでは中国語、英語、日本語の3か国語のセリフが用意される予定。オール日本ロケで、今夏に大阪、九州で撮影が行われる。
ウー監督とタッグを組む福山は「これだけ激しいアクションがある映画に出させていただくのは、初めての経験です。それがジョン・ウー監督作品で、しかも、日本が舞台。心からやりがいを感じております」と喜びのコメント。「圧倒的存在感のあるお芝居をされるチャン・ハンユーさんと、ご一緒できることも心から楽しみにしています。この映画が中国、日本、アジア全体で楽しんでいただきながら、さらに、世界に発信できればうれしいです」と話した。
ウー監督は「昔からずっと高倉健さんとお仕事をしたかった。70年代にアジアを風靡(ふうび)した作品をリメイクするチャンスをいただき、ちゅうちょなくオファーを受けた。男が名誉のためではなく、『人』の尊厳を守る、という純粋な思いで、悪に対抗し、1人で真相を突き止めるという剛毅(ごうき)な男性のイメージはとても魅力的だった」と説明。福山については「人情も義理も厚く、とても人間味のある役。福山さんは、この役の特質にマッチしていて、僕の心の中で思い描いていた唯一の人選だった」と明かした。
日本での公開時期、配給などは未定。
【ここから私の意見】
転載記事の見出しは誤解を生みますね。福山雅治が演じるのは、オリジナルで原田芳雄が演じた矢村役で、高倉健が演じた杜丘役ではありませんから。

オリジナルをどこまで再現するのでしょうか。着ぐるみ感たっぷりの熊が暴れたり、無免許でセスナ機を操縦したり、新宿の街中で馬を爆走させたりするのでしょうか。
更に、監督は『男たちの挽歌』シリーズのジョン・ウーです。スローモーションでコートの裾をヒラヒラさせたり、二丁拳銃をぶっぱなしたり、白い鳩を飛ばしたりするのでしょうか。
仕上がりが気になるリメイク作品です。