自民党、桑田真澄へ大阪首長選挙出馬要請か
橋下徹大阪市長の12月任期満了に伴い、大阪府知事・大阪市長のダブル選挙が今年11月22日投開票で行われることとなった。これに先駆け、各政党はそれぞれ「勝てる候補者選び」に奔走中というが、今回もタレント候補者の名前が取り沙汰され始めている。
8月25日に「出馬拒否」と報じられて話題になったのは、俳優・辰巳琢郎。辰巳は前日に自身のFacebookで出馬要請があったことを明かしつつも、現在は連続ドラマの撮影中であるため「物理的にも道義的にも、有り得ないことです」と、出馬を100%否定した。
「報道によって出馬要請が取り沙汰されるだけならまだしも、即座に自ら否定する場合はほぼ100%、その人物は政界進出に色目をつかっていると考えていい。大阪出身の著名人ということで自民党は早期段階で辰巳に接触し、本人も前向きに考えていたものの、ドラマの撮影と重なってしまうため断念せざるを得なかったというのが正確なところです。今回の出馬否定は、次回以降のチャンスに希望をつないだ、というのが辰巳の本心でしょう」(全国紙記者)
今回のダブル選挙に当たっては、以前から政治的発言を行っているお笑いタレントのたむらけんじや、フリーアナウンサーの辛坊治郎など、タレント候補者の名前が浮上しているが、自民党の本命となるのはまったく別の人物だという。
「橋下氏の市長退任が見えてきた時点で、党本部が本気で獲得に動いていたのは、元読売ジャイアンツ投手の桑田真澄です。知名度や人気、実績などを考えると当選は十分考えられるだけに、自民はなんとしても桑田を出馬させるべく接触や説得を行いました」(議員秘書)
ところが桑田はこれを完全に拒否し、出馬要請報道が出ることさえ許さない構えとあって、説得は空振りに終わりつつあるのだとか。
「現在も解説者やコーチとして活動中の桑田だけに、確固たる目的もなく出馬することに警戒心を感じているのでしょう。当選すればよいが、落選してしまえば『富や名声にとらわれている』と世間から見られてしまう危険性もある。ある自民関係者は『桑田は相当頭が切れる。同じPL学園出身の清原和博とはエライ違いだ』と苦笑していました」(同)
これまでの例を振り返っても、「最後まで出馬を拒否していた大本命を口説き落として、見事出馬・当選させたという前例もある。本番まで何が起こるかわからないのが政治の世界だけに、今後も桑田獲得に執念を燃やす自民関係者は多い」(同)という。
現状ではほぼ0%に近いという桑田の出馬だが、今後本人の背中を押すべく、なんらかのかたちで報道が飛び出す可能性もある。選挙戦本番までの間に、今後もさらなる著名人の名前が浮上しては消えていくこととなりそうだ。
(文=編集部)
(文=編集部)
転載元:Business Journal
【ここから私の意見】
たむらけんじ、辛坊治郎は、大阪維新の橋下人気に乗っかろうとする、浅ましいドブネズミとして、自民党が出馬要請したのは、辰巳琢郎、桑田真澄ですか。両者とも知的で頭が切れるイメージはありますけど、行政についての知識はゼロに等しいです。自民党の思惑は、人気先行で当選させ、就任後は都合よく操れる傀儡にすることでしょう。
それにしても、大阪の有権者はなめられていませんか。確かに西川きよしを国会に送り出し、横山ノックを府の頂点に祭り上げた歴史があるので、「タレント候補を立てれば勝てる」という、好ましくない信頼と実績があります。橋下市長も弁護士タレント出身ですからね。
今日4日、安倍首相は国会の特別委員会より、『情報ライブ ミヤネ屋』の生出演と『そこまで言って委員会NP』の収録を優先しました。どちらも大阪・読売テレビの番組で、後者は全国ネットではありません。以前、フジテレビ『みんなのニュース』ニュース生出演時には、安保法制の説明が下手糞な上、他の出演者に鋭い質問をされると、しどろもどろになるなど、日本国のトップとしての資質を疑う醜態を見せた安倍首相です。その体験がトラウマとなったのか、「ボクの言うことを聞いてくれる」とワクワクと期待して向かったのが大阪です。やっぱり大阪の有権者はなめられていませんか?
自民党に対しては、しっかり「なめとんか」という意思表示をすべきだと、老婆心ながら思うのです。
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