「戦争反対」「9条壊すな」=官邸前や街頭で抗議続く―安保法案決定に反発・東京
集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案が閣議決定された14日午後、東京・永田町の首相官邸前や銀座周辺の街頭では抗議の集会やデモ行進が相次いで行われ、参加した市民らは「戦争法案絶対反対」「9条を壊すな」と反発の声を強めた。
官邸前では同日夜も、約300人の市民らが集まって抗議を続けた。5歳の長女を連れて参加した世田谷区の会社員水野真由子さん(40)は「政府が国民を無視して法案をごり押しすることに恐怖を感じる。子どもに『あのとき大人は何もしなかった』と言われたくない」と語り、群衆とともに「閣議決定認めない」と声を上げた。
転載元:Yahoo!ニュース(時事通信)
【ここから私の意見】
「安倍政権の暴走」に対する抗議としての集会やデモ行進があったそうです。首相官邸前に300人は大人数で、交通規制が大変だったと思われます。
さて、抗議の対象である当の安倍首相は、この光景をどんな目で眺めていたでしょうか。国民の怒りに戦慄したでしょうか。違うと思います。「これでまた、じっちゃん(岸信介)に一歩近づいた」とニヤニヤしていたのではないでしょうか。
安倍首相は、実父である安倍晋太郎より祖父の岸の影響が強いと言われています。岸の長女である実母・安倍洋子の「英才教育」の賜物でしょうか。それ故、アメリカとの関係強化、反共政策、自主憲法制定そして自主軍備確立という岸の方向性は、安倍首相の主義主張の根底に継承されています。
おそらく安倍首相にとって岸と同じ道を歩むこと、岸と同一化することは喜びなのでしょう。安倍首相にとって政治とは岸の役割を演じること、すなわちロール・プレイング・ゲーム(RPG)なのだと言えます。
そう考えると、首相官邸を抗議デモに囲まれるという事態は、規模が縮小されているにしても、岸と同体験をしているという、より興奮度を高めるオプションに過ぎないということになります。
岸が成し遂げられなかった憲法改正こそ、正にファイナルファンタジー(最後の幻想)です。安倍首相のRPGの果てにあるのは、やはりSEKAI NO OWARI(世界の終わり)なのでしょうか。
ただRPGは一人でシコシコやるもので、国民を巻き込むなとは思いますけど