はい!
では皆さん深呼吸~!
...はぁ~~~
声を大にして言いますが、
文字を最大にして言いますが、
それ、間違いです。
えー、深呼吸というのは皆さんもよく知っておられる通り、深呼吸なわけですね。
で、
すー(吸う音
はー(吐く音
だと
全然深い呼吸になりません。
なぜなら
肺の空気が残っているうちに吸っちゃってるからです。
ここ大事です。
東洋思想的な説明から。
呼吸とは体に空気を取り入れるものです。
はい。気の概念ですね。
空気とは、空(から)の気と書きます。
空(くう)という言葉には「からっぽ」という意味の他に
ただ、そこに存在しないようで存在する。
周囲の環境によって性質が変わる。
しかし、その存在自体が脅かされることはない。
普遍であり偏在。
有限であり無限。
一瞬であり永遠。
相対であり絶対。
という、原始仏教的なややこしいニュアンスが含まれています。
掃除をしていない散らかった部屋は空気が淀んでいます。
窓を開けて空気を入れかえればしばらくは幾分マシになるでしょう。
ただ、散らかった部屋はそのままなので、またすぐに空気が淀みます。
空気の性質とは、どうもそんな感じのようです。
マメに手入れをしている家の空気は澄んでいます。
つまり、いらないものやゴミを先に片付けることで、空気の持つ環境に応じて性質を変えるという性質を逆手に取るのです。
良い空気は新たな空気を良くします。
こうして、からっぽで満たされた部屋になります。
つまるところ人間の体は一つの部屋のようなものです。
新しいテレビを買うなら古いテレビを先に捨てて場所を確保するはずですね。
ところが捨てないから部屋が物で溢れかえっていく。
呼吸と掃除は全く同じようです。
アインシュタインは熱心にパイプの掃除をしている時に知人から
「それはなんのために行うんだ?タバコを吸うためか?新たにタバコを詰めるためか?」
と問いかけました。
するとアインシュタインは
「目的は吸うことにあるが、結局はつまることになるのだね。人生もかくの如し」
と答えたそうです。至言ですね。
確かに呼吸の目的は吸うことです。
しかし、だからこそ吐くことをまず意識しなければいけません。
科学的に見れば人間は、酸素・窒素・水素などなどもろもろの元素が結びついた化合物を食っとるようなもんです。
空気中の2割を占める酸素くんも空気中の8割を占める窒素くんも、ご存知の通り呼吸を通して血中に入っていきます。
酸素は静脈と動脈に取り込まれます。
静脈血は老廃物を運搬し、動脈血は栄養を運搬しとります。
真っ赤な命の河です。
普通の河川と同様、流れが止まると当然河は汚れます。
ヘモグロビンと酸素が結合すると、血は鮮やかな赤色になります。
これは中学で習いましたね。
この血中の酸素濃度が曲者です。
基本的に酸素濃度が上がるとメリットは多いです。
様々な臓器の働きが活発になり、肌はツヤツヤ、活力が湧いてきます。少々の不安など吹き飛んでしまいます。
逆に酸素濃度(厳密には酸素飽和度)が下がると、意欲が失われ、風邪や病気にかかひやすくなり、体に不調が現れ始めます。
下がり過ぎると、当たり前ですが身体中が機能不全になり、死に至ります。
ヨガなどでは、呼吸を一時的に止めて(クンバクといいます)血中濃度を意図的に下げたりします。
すると脳が生命の危険と判断し、なんと血管を拡張して酸素を脳まで送ろうとします。
人間の体ってすごいですね。
これらをふまえると深呼吸のポイントは3点。
・細く長く吐ききる(20~30秒かけるつもりで)
・吐き切ってから、少し止める(止めすぎ注意。苦しくなったらすぐ吸うこと)
・吸うときは鼻から自然に(空気中には雑菌が多いので、口呼吸はオススメしません。喉も痛めやすい。)
やってみると気付くことですが、息を吐き切るためには意識的に腹筋を使わざるを得ません。お腹周りのシェイプアップになります。
これが男女関係なくオススメ出来る点です。
あと、基本的に脳細胞は酸素がなくなると死滅します。
低酸素症になったりすると、脳障害もありえます。(自力でそこまで止める気合もすごいですが)
息を止めるのは自己責任でほどほどにしてください。
息止めるのはなぜかクセになります。ご用心。
人間の吸い込める空気の量は成人男性で3000~4000ml、女性は2500~3500mlだそうです。
一日2000L、重量30kgの空気を吸って生きています。
一生の間に体内に取り入れる物の85%は空気(2000kl/24000㎏)で、15%が食べたり飲んだりするものです。
すごいですね。
呼吸ってすごく大切です。
以上です。
ちなみに僕は息止め3分に挑戦して
本当に気絶しました。
多分あの時です。
僕がアホになったのは。