「コミュ力」で人生楽しよう 捗るぜ? | 圭一ブログ

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圭一のブログです。1984年宮崎県生まれ

もしあなたが、三文芝居と銭勘定だけの現実生活を悲観しつつも
逃れられないと絶望しており、いっそラクして乗り切ろうと思うならば、
或いは、そんなもの大嫌いなので大した努力もせずにうまくやりたいならば
「コミュ力」に頼るべきだ。

●1.「コミュ力」を飛躍的に向上させる特殊スキル

今から述べるのは高いレベルの「コミュ力」である。

低いレベルの「コミュ力」とは例えば、
話し方がどうとか、人間関係がどうとか、そーいう話である。

高いレベルの「コミュ力」とはすなわち、
話術とか人間関係構築力とか、あるいは何でもいいから
人より優れた能力とか、
そんなもの何も持っていなくてもみんなからチヤホヤされて人生安泰になる力である。

いわば、なんでこいつはバカなのに、途方もないカリスマ性があるんだ?!
って状態になる力のことである。

私は、実際にこういう人間(リアルの知り合いも、有名人や歴史上の人物含め)
を観察し、いわゆる「コミュ力」について以下の法則を発見したのである。

手短に述べる。
話術とか人間関係構築力とか、一般的なコミュニケーションスキルが例え欠落していようとも、IQや学歴がいくら低かろうとも、ラクして人生乗り切れる人間は、以下の3つの能力のいずれか、あるいは複数を有している。

 1.マメである
 2.常に、誰にでも、毅然とした態度で接することができる
 3.ユーモアがある


なお、上記を使いこなすために必要な資質は、大まかに言って以下の二点である。

 A.頭の回転が速い
 B.何事にも寛容である


しかし注意しなければいけないのは、以下の感覚を有していないと、
ただのイタイ人間になってしまう。

 美意識、バランス感覚、品性

1~3について、これらの能力を持っている人間が
多少の欠点、あるいは失敗をカバーして様々なトラブルに対処している様子は
皆容易に想像ができると思う。

1.については、似たようなスキルに「几帳面」「潔癖症」などが挙げられる。
ただし「マメ」>「几帳面」>「潔癖症」の順に優れている。
特に「潔癖症」まで行ってしまうと、逆に煙たがられる可能性が高い。
似たようなスキルを有しているが残念な人生を送っている場合は、
B.の資質を高めると良いと思われる。
なお、マメであることは例外なく異性にモテる要素の一つとされている。

2.については、簡単に言うと「自分よりポジションの高い人間に卑屈にならない」「自分よりポジションの低い人間に傲慢にならない」ということである。
似たようなスキルに「常に飄々としている」「傲慢」が挙げられる。
ただし「毅然」>「飄々」>「傲慢」の順に優れている。
「傲慢」はカリスマ性の高い人間によくみられる傾向だが、
あなたが一国の指導者になりたいとか、革命を扇動したいとか、
そういう希望を持っていないのであればA.B.両方の資質を高めることで
人生のクオリティが上がること請け合いである。
私の考えでは、「傲慢」「飄々」「毅然」はすべて同じスキルであり、
A.B.の差によって違いが生じているだけである。

3.については、似たようなスキルに「常に周りを明るくする」「ギャグが次から次に出てくる」などが挙げられる。
これも2.と同じで、元々はすべて同じスキルであると私は考える。
ただ、そいつのおつむの出来不出来によって違いが生じているだけである。
道化、タイコモチとして生きるのもそれなりにラクできそうだが
なるべくエスプリを用いて、クレバーになった方が捗るはずである。
少しでもギャグセンスに自信があるのであれば、A.の資質を今すぐ高めるよう努力すべきだ。

●2.「コミュ力」の基本~分類すると6つ

そもそもの話、をしたいと思う。

「コミュニケーション能力」とは、要するに以下の能力だ。
 ア=精神的同調
  ア-1.情報を正確に相手に伝えることができる
  ア-2.情報を正確に相手から読みとることができる
  ア-3.情報を正確に相手から引き出すことができる

 イ=肉体的同調
  イ-1.感情を相手に伝えることができる
  イ-2.感情を相手から読みとることができる
  イ-3.感情を相手から思い通り引き出すことができる


一般的なコミュ力、というのは、主にア-1.ア-2.イ-1.イ-2 のことをいう。
また、一人の良く知った人間に対して十分にそれらが可能だとしても、
一人から多数へ、あるいはまったく知らない人間に対して、となると、どんどん難しくなっていく。

また、おそらくア-3.イ-3. というのは相当レアな能力だと思う。
そしてこれを有していると、仕事や人間関係の上で非常に有利なはずだ。

本来は、この6つが基本である。
(一人/多数、知っている人間/知らない人間……と分類していくと24種類)
ただし「マメ」「毅然」「ユーモア」というのは、その能力の多寡に関わらず
驚異的にコミュ力を向上させてくれる、言わば特殊スキルのようなものだ。


●3.なぜ「コミュ力」は必要か

さて、別の話をする。

人間が生まれて、死ぬまでに、必ずしも上記の「コミュニケーション能力」は必要ではない。

しかし、我々は、自分の言葉が他人に理解してもらえると嬉しい。
自分の想いが他人に伝わると嬉しい。
他人が自分と同じ情報を共有していたり、感情を同じくしていると嬉しくてたまらない。
幸せ、である。

また、仕事をする上でも、恋愛をする上でも、
コミュニケーション能力があった方が明らかに有利だ。
生まれてから死ぬまでに、明らかにラクできる。

「コミュニケーション能力」とはおそらく、道具に頼らねば生存できず、
一人では子育てもままならないヒトが進化の過程で獲得していった能力の一つではなかろうか。

(一人より二人、二人より三人、それ以上の方が生存や子育てが捗る)

この先、順調に話を進めると、長くなるので省略する。

要するに、近代社会の恩恵によって生存できて、独り身で子育ても必要ないのであれば、
別に「コミュニケーション能力」は必須ではない。

つまり、「コミュニケーション能力」を有していることによって生じる喜びは、
本来は生存や子育てを目的としているから喜ばしいことだったのだが、
現代、多くの場合、その目的は失われてしまっていて、
ただの「喜び」だけが残っているというわけだ。
コンドームを付けたセックスのように、
生存や子育てを目的としないコミュニケーションはオナニーのようなものである。

(コンドームを付けたセックスは広義のオナニーであるとも言える)

●4.「コミュニケーションオナニー」のススメ~海外留学しろ!

さらに話が脱線する。

「コミュニケーション」を用いた最高のオナニーを行っている人種がこの世には存在する。

その一つが、海外留学する人間だ。
正確に言うと、「将来外国で働くために語学を学びたい」「国内ではどうしても自分の学びたい学問が学べない」というわけでもないのに、海外へ留学したりワーキングホリデーに行く奴らだ。

留学やワーキングホリデーは、海外旅行と以下の点で異なっている。

 1.マメにならざるを得ない~異なる生活習慣や文化に対応すべく、盛んに情報収集をする必要がある。また、同じ国の知り合いはもとより、現地で出来た知りあいもたいへん貴重なため。

 2.常に毅然とした態度でいないといけない~同じ文化、言語のコミュニティに属している場合と異なり、常に自分の立場や意思を明確にしないとなにもできやしない。

 3.ユーモア全開になってしまう~国内でも、訛っている人間が何もなくてもイジられて美味しいポジションを占めてしまうように、留学やワーホリしている人間は存在そのものが周囲にとってはユーモアである。もちろん、ちょっと言葉を覚えた人間は、やたらとジョークを飛ばしたがる。

性器との独りよがりコミュニケーションの快感を高めてくれるのが「ローション」なら、
人間との独りよがりコミュニケーションの快感を高めてくれるのが「リザベーション」である。


以上だ。

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