東北ツーリング2011GW | 圭一ブログ

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圭一のブログです。1984年宮崎県生まれ

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ゴールデンウィークを利用して5泊6日東北ツーリングに行ってきました。

目的地は秋田県の大館市。新婚の友人宅に男二人で転がり込む計画です。愛車 SR400YSPSpecialに荷物を積んで出発。
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一日目は新潟でキャンプ。練馬ICから高速に乗って、関越をひた走ります。
パーキングエリアからの風景。米つくってるぜって感じです!

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夕暮れ。パノラマの田園風景の中、トラクターが静かに歩みを進めていて切なげでした。一日目は胎内市でキャンプ。キャンプ場が全然見つからず困った。テントを張ったのが21時過ぎで、もう疲れたのでカップラーメンなどをつくって寝ました。

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二日目。
東北の寒さをなめていたということに気付く!朝は天気が良かったのですが、だんだん曇り空になってきて気温も10度くらいまで下がる。
 
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日本海の海岸沿いをひたすら走る「笹川流れ」昔来たときは丁度夕暮れ時で、今回は昼だったから全然違う印象。

でもやっぱり、日本海は「沈む夕暮れ」がいいね。
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震えながら何とか大館着。雨も降ってきたし体の芯まで冷えた!秋田県に入ってからが長かった……大館ってほとんど青森なんですね。

無事到着し、比内地鶏を用いたきりたんぽ鍋を頂く!これまでの苦労が一発で吹っ飛ぶうまさ。



三日目。
漫画における、20世紀最後の傑作
「ザ・ワールドイズマイン」で
トシモンとマリアが出会う桂城公園にて、
「全共闘を知らない子供たち」を熱唱!



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そんなおバカなことをやりつつ、さらに北へ。青森の十和田湖にてキャンプ!さらに寒かった。

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四日目。
さらにテンションの上がった私は十和田湖を望む展望台の真下で、再度弾き語りを敢行!

もはや音程すら取れていないしピックが行方不明になったため十円玉で弾いていたら弦が切れる始末!インド人の方々が、拍手をしてくださいました。

キャンプ場までは友人の車で行ったのですが車のキーが行方不明になるという事件が起き、仕方なく十和田湖畔にて読書タイム。草の根を分けて探したけれど見つからなかった。きっとキーはカラスがくわえていったんだ。



五日目。

もう一人友人を訪ねて宮城県の石巻に行ってきました。
 
石巻に住んでいる友人がいて、地震から数日の間は連絡が取れずかなり心配していたんですが、家の屋根の瓦が少し崩れた程度で何とか無事だったようです。

市内を見下ろす日和山公園からの景色は、何度も画面の中で見たことのある景色なんだけど、この震災に限らず映画やTVの中で、似たようなものをみたはずなんだけれど展望台に上がった瞬間、異様な景色がそこにあるということが一発で分かってそれはもう、迫力があった。

人家や工場、漁港があるはずの場所がみんな茶色い土になっていて自衛隊の車やトラックが行交ってて、まるで戦場だった。

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こういう場所では、親子連れやカップルが憩いの時間を楽しむのが
相場であるはずなのに、みんな絶句して、花なんかも沢山供えられていて、
おばちゃんが泣いていたり、子供が怖くなって母親にしがみついていたり。

しばらく街中を車で走ったら、潮の匂いみたいなのがずっとしていて、
やけに生臭くて、潮というよりいろんな汚物の匂いだった。
建物のガラスがなくなっていたり、潰れたりしているのは
もう悲惨としか言いようがなかった。
それでも街中には「がんばろう石巻」とか
復興への希望をつづったスローガンがたくさん張り出されていた。
被災地の人がどんな暮らしをしているのか、
どんな思いで生きているのか、いろいろと想像したけれども
実際に足を運んでみて、なんだか全然違った。
 
海の近くで、一軒だけ空いていた寿司屋へ入る。
魚は、イクラ以外はよそで獲れたものだと申し訳なさそうに言っていた。
しばらく休んでいたけど、今日からまた店を開けたんだって。
イクラ美味しかった!本当に美味しかった。 

つい昨日のことなのに、今思い出してもまるで夢の中の出来事のようだ。
だけど現実で、離れているけど遠くはない街の出来事だ。
なんだか逆に勇気、みたいなものをもらってしまった。

そして無事、東京に帰ってきました。
夜明けの街を見下ろす二人♪東京に朝が来る♪(by 毛皮のマリーズ)
さあ、月曜から社会復帰できるか不安は尽きないが、
ぎらぎらと生きるぞー