わたしは怪談も好きですが、身の毛もよだつ話‥よりはちょっと不思議な話みたいなのが好き。
最近、そうゆう不思議話まとめサイトを楽しんで読んだりしてるのだけど、そういやわたしにもちょっとはあるなあーと思ったのでいくつか書く。暇つぶしにどうぞ。
小学三年生のとき、校区内だが引っ越した。
わたしは家を出るまで15年くらいかな。
両親はさらにプラス6年か7年その家に住んだ。
その家はねー、前より家も庭も広くなったけど、色々後味悪いことが多かった。
わたしの父はわたしが産まれる前に脱サラして以降ずっと自営業だったのだけど、その自営業は引越してから徐々に傾く。
そこで別の事業に手を出すも失敗。
数千万の借金かかえる、、、ここまで10年くらいかけて衰退。
その間も色々あって一家離散の危機あり、自己破産の危機ありなどなど。
若さに後押され家を出たわたしは楽しかったが、実家はやはり大変だった。
借金はなかなか減らず、家のローンもあったので、何度か家を売りにだすも、話は数年間進まなかった。
ある夜わたしは夢を見る。
わたしは実家の台所にいる。
台所の隣が母の寝室で、ふとその部屋を覗くと、中には見知らぬ男女が数名。
皆礼服を着ており、同じ方向を見てきっちり正座をしているのだが、全員(5.6人くらいの成人)顔に布がかかっている。
いや座っているから、かかっているというより、垂れ下がってるといったほうがいいかな。
どういう仕組みかは分からないけど、全員。
死んでるんだとすぐ分かり、怖くなってその場を離れる。
気がつくと小さな女の子と遊んでる。
その子は普通の洋服なのだけど、気付いてしまうんだな、その子も死んでるってことに。
怖くなりその子と別れてまた家に行き、母の寝室を覗くと、人はまた増えている。
部屋いっぱいに、正座、礼服、顔に布、成人、という同じ様子の死人たち、当然誰一人声も発せず身じろぎもせず、、、
その夢に両親は登場しないのだけど、わたしは夢の中で父と母がこの人たちを送る役目であることを知っていて、「ああ、わたしは怖くてとても無理だけど、お父さんとお母さんはこの人たちを送るんだ‥」と思ってる。
夢はそこまで。
夢から一週間ほどで母から電話。
「まだわからないけど、家、売れるかも!」と。
その時母には言わなかったけど、わたしは夢のこともあって「あー今度こそあの家売れるなあ。。。」と思った。
で、予想通り家も売れ、久々に帰省(帰省っていっても2時間くらいの場所。近いんだけど中々帰らなかった)
当時はバブル崩壊後数年で景気も良くはなかったけど、ちょうど家のローンと借金を返済できる金額で売れた。
お祝い気分で3人で外食。
そこでわたしは夢の話を気楽に話すも、予想以上にしんみりした両親を前に『あれこの話しないほうがよかった?空気読め的な?』と焦る。
まあ気持ち悪い話だわな。
夢とはゆえ、死人いっぱいだし、しかも母の寝室だしw
そしたらその晩、母がこれまたしんみりと話出した。
実家には猫が2匹いて、1匹はわたしが拾ってきた猫。
もう1匹は、わたしが家を出てから、子猫のころから気付いたら居着いてた子。
オスで去勢もしていないのにいつも家に居て(超解放家庭でもう1匹のオスは出入り自由であった)おとなしく、いつも母について回る子だった。
たしかまだ2歳か3歳くらいで、ある日忽然と姿を消した。
家出?オス2匹は同じ家に住むのは難しいらしいし。
でもね両親からしたら、ずーっと家にいて、外になんか行かず、母が大好きでずっとついて回ってたあの子がいなくなるなんて、、、死んでしまったに違いないと。
父と母はずいぶん悲しみ、猫のためにお経をあげたらしい。
写真を前に、夫婦並んでお経をあげるときに向かった先がちょうどあの母の寝室のほうだった。(鬼門だったってさ(>_<))
んで欠かすことなく49日間読経している頃、わたしは夢を見たと。
ま、偶然で済む話ではあるけれど、我が家ではあの猫が身代わりになって助けてくれたと信じてます。
でもこの話書いてて気付いたけど、あの寝室にいた人たちはちゃんと逝けたと思うけど、あの小さな女の子、あの子どうなったかな。
ちゃんと逝けたかなあ。わたし、置いてきちゃったな。
なんとなく、心当たりもあるし。。。
うーん、わたしはお経とか読めないし、せめて手だけでも合わせておこうか。
生まれ変わったらまた会おうね。
おわり☆