切ないなぁ焏 | 至難の技

切ないなぁ焏

先日…



イヤホンから音楽が流れる。

自転車を軽快に走らせる、

仕事終わりの僕。

…いつも通りだ。


携帯に目を向けると、

『3:49』

(あぁー寒い、早く帰ろ)

こんなことを普通に考えてた。



ふっと、前を見ると…

白く透き通って見える

おばあちゃんが…見えた。

近づくに連れて、ハッキリと

見えてくる。…

左に避けようとしたその時…


バンバン流れる音楽の先から…

「すいません。」と、

間違いなく聞こえた。

自転車を止め、

「はい?なんでしょう」

ビックリしてした、僕の返事は

冷たかったっと思います。


…ただ、その瞬間分かったこと

「普通のおばあちゃん」だった

正直、ホッとしました。



「○○小学校どこですか?」

「…なに小学校ですか?」

その○○が、聞き取れない。

「@@通りどこですか?」

「?通り…。」

やっぱり@@が聞き取れない。

か弱い声で、

「家が、この近くなんだけど

迷っちゃて…。ありがとう。」

って言われた。

何回も聞き返してる、僕に

きっと諦めたのだろう。…


「この辺、地元じゃないから

よくわからないっすよねぇ。

ゴメンね。この先に、交番が

あるから一緒に行きます?」

話しが聞き取れないから

一方的に話し、返事を待った。


「家が、この近くなんだけど

迷っちゃて…。」

「交番まで一緒に行こう。」

「家が、この辺だから…」

(…交番行こうって!)
(…どーしよ。。)


「ここの住所調べてくるから

ここで待ってて!」

走る。電柱に向かって。



『東○○四丁目…』

東村山一丁目ではありません。


「おばあちゃん、

ここ、四丁目だって。

家まで送っていくから、

住所教えてもらってもいぃ?」

「東○○6-○○○」

(近いんじゃん?てかハッキリ

聞き取れたのは、気のせい?)


…お家を捜す旅スタートです!

色んなことを話しました。

楽しかったこと。辛いこと。




…っと、言うことで、

少し長くなるので、この辺で。

このおばあちゃんは、

色んなことを経験し、考え、

逞しく生きている。

感動と切ない気持ちで

いっぱいになりました。

続きは、また書きます。