071120_2150~0001.jpg


先日ビルボードライヴで行われたウーターの日本初ライヴ。

まだまだ興奮冷めやらぬという方も多いのではと思い、

去年ライヴに先駆けてプロモ来日した時にさせてもらった

インタヴューをここで皆さんにお伝えします。


Soundscapeで多くのミュージシャンにインタヴューをさせていただきましたが、今までは番組内での一回の放送のみでした。


ボクがじかに会って聞いてきた生の声を、一回の放送で終わりにするのはもったいないのでブログでの活字でですが、

より多くの人に楽しんでいただけたら幸いです。


今後、過去に収録したインタヴューもアップしていきますので気長に待っていてください。


ではまずウーターへメル、本人は自分のことを ヴァウターハメルと発音してました。






Q プロになってからどれくらい経つのか、またその前はなにをしていたのか


Hamel プロフェッショナル・ミュージシャンになってからは結構経つけど、デビューする前はヴォイスレッスンの先生をやっていたんだ。それ以外にも他のミュージシャンのバックグラウンド・シンガーや他にも色々な仕事をしていた。

そして2年前(2007収録)の2005年に、地元オランダのコンテストで優勝してから自らクラブツアーを行ったりフェスに参加し始めた。だからプロフェッショナル・ソロ・アーティストとしてはまだ2年だね。


Q ミュージシャンとして最大のターニングポイントはいつか


Hamel それは自信を持って曲創りが出来るようになったことだね。それまでは自分の創る曲に全く自信を持つことが出来なかったんだけど、今回のデビューアルバムをプロデュースしてくれたベニー・シングスが僕の曲を非常に評価してくれて、それらを元にアルバムを創ろうと言ってくれ、実際にアルバムが完成した。

だから、自信を持って曲創りが出来るようになったのがビッゲスト・ターニングポイントだよ。


Q 今回のアルバムで一番最初に創った曲


Hamel ベニーシングスとアルバム制作に入ってから一番最初に出来上がった曲はTr 4のファンタスティックだよ。


Q ベニーシングスとの制作作業はどのような感じか


Hamel 週に5曲から10曲くらいのペースでどんどん曲を創り進めていって、毎週金曜日にそれらをベニーの所へと持って行き評価してもらったんだ。


Q オランダの若い人たちはジャズを聴くのか


Hamel 僕の母国オランダでは若い年代の人たちがジャズを聴く事はあまりないんだ。ほとんどの人がポップやロック、ソウル、R&B、そしてテクノを聴いているよ。

だから、19歳でジャズを聴き始めた僕はちょっと変わっていたかもしれないね。


Q ジャズとの出会い


Hamel 最初はやはりエラ フィッツジェラルドやサラ ヴォーン、マークマーフィー、リルトーメといった有名なヴォーカリストから始まって、今はアニタ オデイやキング プレジャーなどを聞いているよ。

そして、マイルス デイヴィスやジョン コルトレーンといったストレイト・アヘッドなインストゥルメントジャズよりも歌詞を楽しむことの出来るジャズ・ヴォーカルのほうが好きだね


Q 現在のオランダの主なミュージックシーンについて


Hamel 90%はブリトニースピアーズやブラックアイドピース、ホイットニーヒューストン、ジャスティンティンバーレイク、クリスティーナアギレラといったアメリカのメインストリーム系で、それ以外はテクノや日本で言うところのJ-POPにあたるダッヂPOPなどかな。

ただ最近ではルームイレブンやニュー クール コレクティブといったジャズフィールのあるクールな音楽も人気が出始めてきているよ。


Q オランダにジャズを聴ける環境はあるか


Hamel オランダにもなかなかいいジャズクラブやフェスがあるんだよ。そして1つだけだけど、マイケルブーブレなどのソフトジャズを流すラジオ局もある。それから忘れてはならないのがノース シー ジャズフェスティバルという非常に有名なジャズフェスティバル。過去にはマイルス デイヴィスやエラ、ブレッカーブラザーズなども出演したんだ。


Q もし自分がラジオ番組を持っていたらどんな音楽をかけたいか


Hamel パトリックワトソンやスフィアンスティーブンス、そして僕が一番好きなアーティストの1人で、今まで2度会った事のある今は亡きジェフバックリーだね。

それから自分が好きなジャズや最近お気に入りのルームイレブンなどをかけると思う。

あと最近はまっているロバートプラントとアリソン クラウスのデュエットアルバムなどのブルーグラスなんかもかけてみたいな。


Q 過去から現在、共演してみたいアーティスト


Hamel やっぱりジェフバックリー!! と言いたいところだけど、男性ヴォーカルが2人というのはあまりマッチする気がしないから、女性ヴォーカリストのアニタオデイを選びたい。

彼女は僕が一番好きなジャズシンガーであり、とてもキュートで魅力的な声だと思う。

ただちょうど1年前に亡くなってしまい、残念な事に彼女のライヴを観た事がないんだ・・・

だからもし願いが叶うなら、アニタオデイと共演してみたいよ。


Q 人生で印象に残っているアーティストとの出会い


Hamel 先ほどジェフバックリーに2回会うことが出来たと言ったけど、彼以外にも僕に多大なる影響を与えてくれたジャズヴォーカリストが2人いるんだ。

1人はマークマーフィーで何回か会っただけではなく、プライベートレッスンも受けたことがあるんだよ。

そしてもう1人は、ジョンヘンドリックスで彼の衣装室で一緒に歌ったこともある。すごく楽しかったし、とても光栄な事だったよ。