相変わらずメディアは松居一代さんの話題を推してくる
カロリーの高い芸風で正直もう胸焼けがするのですが、依頼された仕事にNOと言えるほど私は売れっ子ではないので頑張ってウォッチしてみました
印象としては話に一貫性がなく
『不倫と戦う!』と言ったかと思えば『芸能界の闇と戦う!』と言ってみたり
『時代はSNS!』と言ったかと思えば翌日には『新潮さま神!』と言ってみたり
挙げ句の果てには『女の力でオリンピックを成功させるやで!』と言ってみたり英語で動画をあげてワールドワイドに展開する始末
スケールがインフレしすぎて収拾がつかなくなった末期の少年漫画を見ているようで終末観が漂っているように感じます
そもそも当初の命を狙われている設定はどこへいってしまったのか?
大宮エリーさんを巻き込む必要はあったのか?
一体何をどうしたいのか?どうすればご満悦なのか?
考えても考えても理解に苦しむばかりです
通常人は目的があって戦うもので
その目的とは大雑把に言えば『許すこと』なんですね
離婚することで許せるのなら離婚をする方向で戦うものですし
慰謝料をぶんどることで許せるのなら慰謝料をぶんどる方向で戦うものですし
人にとって『許せない』という感情は最も苦痛なものですから
人は必ず『許せる道』というものを探すようにできているんです
しかしおそらく松居さんは自分でも何をどうしたいのかがわかっていない状況
『どうしたら許せるのか』という手段がわからずに手当たり次第に暴走しているだけなのでしょう
離婚をしても許せない、元サヤに戻っても許せない、夫を性的に辱めるようなリベンジポルノ紛いなことをしても許せない
結局は何をしても許せない自分にイラつき焦燥しているだけなんですよね
許す能力が著しく欠けている人というのは被害者意識が強い人でして
常に自分を被害者としての立場に置いておきたい人なんですよね
被害者であることを武器にして『私は被害者だから何をやっても許される!』という無双感を持っていたいんですよ
被害者でなくなってしまうのが怖いんです、だから許すことができないんです
そしてその被害者意識によって自虐的になってしまったり、攻撃的になってしまったり
情緒の振り幅が大きくなりメンタルのバランスを失ってしまうんですよ
こういう人は実生活の中でも結構いるものでして
松居さんだけが特別ってわけでもないんですよね
被害者意識は多かれ少なかれ誰でも持っているもの
みんなの心の中にもカズヨはいるってことよ
カズヨのフリ見て我がフリを治してみてはいかがでしょうか