▼NNNドキュメント 2018/5/13 「南京事件Ⅱ」
またか、と思った。
前回に続く、南京事件Ⅱ、を放送していた。
この番組を見た感想は、一つだけだ。
それは、南京事件があった、と証言するのなら、
所属部隊名のみならず氏名をちゃんと明かし、
顔を出して堂々と語るべきだ、ということである。
私が知っている限り、
南京事件はなかったという証言をする元兵士は、
みんなそれらを明らかにしている。
顔にはぼかしを入れ、
プライバシーの配慮で氏名を伏せる、とあるが、
ドキュメンタリー作るのなら、
証人の身元をはっきりさせなくては。
これでは、説得力が全くない。
よくこんなので
「歴史修正を検証せよ」
などと言えたものだ。
これだけの証人がいるのである。
なぜ全員の氏名を伏せるのだろうか、
意味が全くわからない。
上の人物は、南京事件は自衛だったという説を最初に公表した記者らしい。
この人は、名前もきちんと出されていた。
そして、番組は、
最近世に出回っている南京事件はなかったと主張する本やサイトは、
戦後ずいぶん経って出てきた自衛説をただ鵜呑みにしているにすぎない、
という趣旨の説明で締めくくっていた。
だったら、「南京大虐殺」だって、東京裁判でやっと出てきたじゃないか。
今さら、南京事件はなかったとか、そういうのをここで誰かに言うつもりはない。
しかし、日テレのこの番組の悪意には相当腹が立つ。
これは、何も知らない人が見たら、それこそいちころだろうな、という感じがする。
音楽、映像、そしてナレーター、
効果的にそれらを駆使して、虐殺があったことを世に訴える番組である。
子どもに見せたくない番組の、文句なし筆頭である。
これなら、11PMやギルガメの方がよほどましだ。
はっきり言って、日本のテレビ局は全てなくなっても困らない。
もはや、全て必要な情報はインターネットから手に入るからだ。
NHKに受信料を払うくらいなら、
それこそチャンネル桜に月1万払ったほうがずっと日本にとって良い。