国難ののろし

 

 中国西周時代末期、周の幽王は妻褒姒(ほうじ)を溺愛した。しかし、妻はまったく笑わない。王はあの手この手で彼女を笑わせようとする▲
 
 ある日、幽王は緊急時の合図であるのろしを上げ、軍勢を集結させた。「敵襲か」と慌てふためく兵たちを見て妻は初めて笑った。王はその笑顔を見たくなると、のろしで兵を集めた▲
 
 北朝鮮情勢と少子高齢化という「国難」ののろしを上げて、首相は衆院の解散総選挙に踏み切った。結果は自民、公明の両与党が3分の2を占める圧勝。首相は内心ほほ笑んだだろうか▲
 
 選挙の後、首相はおなじみのフレーズを口にした。「私や自民に対する厳しい視線はある。謙虚に向き合っていきたい」「野党とも建設的な議論を進めていきたい」「(加計・森友両学園問題に)誠意を持って丁寧に説明していきたい」。聞いていてむなしくなる▲
 
 二つの国難は、元はといえば5年近くになる自らの政治の結果。本来国会で議論すべき課題を、選挙の大きな争点にしたのも首相だ。600億円もの経費をかけて、本当に選挙をやる必要があったのかと改めて疑問に思う▲
 
 幽王の末路はお分かりだろう。何度も無駄足を踏まされた兵たちは、本物の敵が来たときに集まらず、西周は滅びてしまう。積み重なった「うそ」は信頼を失う。すでに安倍内閣を支持しない人の半数近くが「首相が信頼できない」を理由に挙げている。決して笑い飛ばせない数字のはずだ。
 
 
以上。引用終わり。

選挙が終わった後で、「全てが信任されたわけではない」などとと釘をさすのは、
 
選挙結果を尊重していないことになる。
 
有権者をバカにした究極の上から目線の発言に他ならない。
 

まるで、受験に落ちた生徒が、合格した生徒に向かって、
 
点差は少ししかなかった、と言うのと同じくらい無意味だ。
 
 
そして、上の作文は、出来の悪い大人が書いたらしい。
 
北朝鮮情勢に対する備えを講じる与党を、あたかもオオカミ少年と同列に語っているが、
 
本気で書いたのか、と聞いてみたくなる。
 
ならば自衛隊は違憲・解体という共産党の方が国を守ってくれるとでも言うのだろうか。
 
国民の生命と財産を一番守ってくれる政党は、どこだと考えているのだろうか。
 
 
選挙結果がよっぽどくやしいのだろうけど、
 
こっちこそ、読んでいてむなしくなる。
 
人より一段高いところから物を論じているつもりかもしれないが、
 
ただ単に世間ズレしているだけだと、気づけないものか。