夏が暑い…
 
子どもの頃は、夏が大好きだったし、暑さにも強くて、炎天下の中どこまでも歩ける体力があったのに、
 
今年の夏はなんだか身体の不調がずっと続いている。
 
ずっとエアコンの中にいるので、熱中症ではないと思うのだが、
 
とにかく、ひところは授業が終わった時に、心からほっとした。
 
くたくたに疲れた状態で、無事終わった、と。
 
今まではこんなことなかったのだが、
 
ここ数日、授業が終わると、本当にほっとする日が続いている。
 

オッサンになると、体がもう昔と違うのかもしれない。
 
病院行って、にんにく注射でもやってもらおうかと思っている。
 

身体が参ってくると、精神的にも参ってくる。
 
そのおかげで、生きていることの意味とか、余計なことを考え始めて、
 
若い頃とは異なり、そこに意味がないということにすぐ気がついてしまうので、
 
このまま覚めない眠りにつけたら楽だろうなぁ、などと考えて就寝したりする。
 
 
やはり、いち経営者で、これではまずいので、身体も精神も共に元気で気をつけていかねばならない、と思う。
 
 
私は、もう子孫も残して、生きものとしての役割もほぼ終えて、
 
そして夢をかなえるとかそういう人間らしいものももうなくて、
 
人生完全に守りに入った、枯れたオッサンに他ならないが、
 
でも目の前にいる生徒たちは、これからの人生を力一杯生きて行くのだから、
 
張り切って教えなくてはならない。
 
 
よく考えるのだが、
 
「今自分の英語力でもう一度アメリカに留学できたらなぁ」
 
と空想する。
 
当時の英語力よりも、今の英語力の方が、はるかに留学は充実できたと思うのだ。
 
当時はそれでも全力だったが、今思うと、ぜんぜんだった。
 
よくよく考えると、今自分がしている教育は、昔の自分がのどから手が出るほど欲しかったものを供給していることになる。
 
ここに、ウソはない。
 
自分が子どものころ欲しかった教育、与えられなかった教育を、今自分が供給できているわけだ。
 
そう考えたら、自分の仕事は素晴らしいという気がしてきた。
 
今の塾生がいずれアメリカに留学するのなら、少なくとも自分と同じレベルの不自由はさせないような気がするのだ。
 
その自信をもって、なんとか夏を乗り越えたい。
 

あと一週間で、塾もお休みになるので、
 
休みは休もう。この一週間を、なんとか乗り切りたい。