以下は、産経新聞からの引用です。
「家族会」結成20年…ついに横田夫妻も来られず 北朝鮮拉致、制裁解除の「見返り」も提案 家族に迫る厳しい現実
北朝鮮による拉致被害者家族会と救う会が19日、「今年中」と期限を初めて明記して全被害者の奪還を政府に求める運動方針を打ち出した。背景には問題が長期化する中で、家族が直面する厳しい現実がある。
「家族には亡くなった方もいる。もう待てない状況なんです」。家族会の飯塚繁雄代表(78)は固い表情でこう語った。「横田ご夫妻も来られない状態になってしまった」
この日の会議に横田めぐみさん(52)=拉致当時(13)=の両親、滋さん(84)と早紀江さんは(81)の姿はなかった。滋さんは足腰が弱って言葉が出にくくなり、早紀江さんも体調不良を抱えている。苦渋の欠席だった。
早紀江さんは合同会議を前に「皆さんに本当に申し訳ない」とした上で、「すべての拉致被害者を必ず取り戻せると信じている。老いや死を強く意識するようになったが、いつ倒れても悔いのないよう全力で訴え続ける。国民も怒りを伝えていただきたい」と思いを語った。
救う会の西岡力会長は家族を先頭に多くを背負わせる活動は限界と指摘、「日本国民が一丸で北朝鮮から同胞を助ける運動にしなければならない」と話す。
運動方針に解決期限を明記し、全被害者を帰す「見返り」として制裁解除を提案した姿勢には、あらゆる策を突き詰め、是が非でも被害者を奪還したい家族の痛切な思いがにじむ。
めぐみさんの拉致から40年、家族会結成から20年。「これほど長い時がたってしまったことが大問題。どういう手段を使ってでも被害者が帰ってくればいい」。飯塚さんはそう語る。拉致を最優先課題とし、解決に全力を尽くすと約束した安倍晋三首相に改めて切迫した状況を伝え、具体策を確認したいという。
以上。引用終わり。
http://www.sankei.com/world/news/170219/wor1702190060-n1.html
戦前の日本人なら、それこそこのような国家による誘拐なんかあったら、
すわ開戦、の世論が巻き起こったことだろう。
実際に、サンフランシスコ学童隔離があったとき、そのような世論が起こった。
当時の日本人は、学校で修身を学んでいた。
だから彼らには、今の日本人にはない徳目が確かにあったのだろう。
今の日本でこの拉致問題に関して、世論が澎湃として起こらないのは、
つまるところ、他人のことはどうでもよい、という日本人が増えてしまったからではないか?
私は、このようなニュースを北朝鮮はよく見ていると思う。
彼らはきっと、こう考えるだろう。
拉致問題の会議に参加する人が年々減っている。
いずれ風化し、問題はなくなるだろう、と。
情けない、実に情けないです。
私は、拉致被害者は、今も生きていると信じる。
というのも、前回、帰国する予定でなかった5人が帰国という結果にたまたまなり、
それで全員帰ったと信じる根拠が全くないからである。
北朝鮮は、その後も不誠実な対応を繰り返すばかりだ。
北朝鮮の言い分を信じろと言われても、まともな人なら信用できるわけがない。
拉致といい、テロといい、暗殺といい、
およそ近代国家の体をなしていない、文字通りのならず者国家である。
きっとアメリカなら、こう交渉するだろう。
金正恩に向かって、
拉致被害者を返さないのなら、お前の命をミサイルで確実に葬りさるけど、
返すのであれば、当面、現状維持を認めてやる。
どっちか選べよ、と。
アメリカなら、交渉を成功させようと努力するだろうし、
国民世論もそれを求めると思う。
力無き正義は無力だ。
昔、中国人の友人にこういわれたのを、私は一生忘れられない。
『日本人は原爆落とされて、去勢された。』
言われた時、ものすごく悔しくて、でも反論できなかったが、
今も反論できないどころか、全くもってその通りだと思うのが情けない。