黒い涙  2016年12月8日(木)(愛媛新聞)

 

 「黒い涙」が真っ青な海面に広がる。海底の巨大な戦艦アリゾナから漏れ続ける油。以前、米ハワイの真珠湾内で見て、戦争の悲惨さを訴えかけているように感じた▲

 

 75年前のきょう、日本軍が奇襲し、太平洋戦争の戦端を開いた地。穏やかな海は突然、爆音に包まれた。攻撃を受けたアリゾナは炎上、1177人の兵士とともに沈んだ▲

 

 戦艦の真上の海上に浮かぶように築かれた記念館には、連絡船に乗って数分で着く。入り口にある立て札を見て驚いた。「兵士が眠っています。静粛に」。戦艦は記念館から手が届きそうな距離にあるが、遺骨は引き揚げられていない。慣習の違いに戸惑いながら、足元の「墓」に手を合わせた▲

 

 「リメンバー・パールハーバー(真珠湾を忘れるな)」。米政府はこのスローガンを掲げ結束を呼び掛けた。15年前の米中枢同時テロ直後にも日本の奇襲と重ね、米国民から報復を求める声が上がり、米国のテレビを通じ何度も聞いた言葉だ。真珠湾は「屈辱」の象徴として、人々の胸に深く刻まれていると痛感した▲

 

 首相が今月下旬、現職として初めてハワイを訪れ、犠牲者を慰霊する。戦争を引き起こした国の指導者が足を運ぶまで、長い歳月を要した▲

 

 目を懲らし、黒い涙を見てほしい。伝えるべきは「ノーモア・パールハーバー」。悲劇を繰り返さない、心の底からの不戦の誓い。真珠湾を、融和と平和を象徴する地へと変えるために。

 

 

以上。引用終わり。

 

 

 

で、愛媛新聞は、決して安倍総理の靖国参拝を言わないのだから、

 

すごくズルい新聞社だと思う。

 

 

犠牲者の慰霊、英霊の慰霊は、極めて当たり前のことだと思うのだが。

 

 

 

さて、はっきりさせておくべきなのは、

 

当時の開戦の決定は、決して間違っていなかったということ。

 

あの状況では、やむを得ない決定だった。

 

 

あの時代のアメリカは今のアメリカとは全く違う国家だった。

 

そのアメリカを相手に、

 

戦争を避けるためにはどうしたらよかったか、

 

避けられないのであれば、どうすれば戦争に負けずに済んだか、

 

戦争に至るまでに、衝突する国益の調整をいかに行えばよかったか、

 

日露戦争以降、開戦にいたるまで、

 

きちんと分析してこそ、はじめて戦争の反省となるのである。

 

 

文脈を一切考慮しないでただ反戦・不戦を訴えたりしていたら、

 

日本はまだ国土を焼かれることになる。

 

 

今も昔も、国際社会は悪意で満ちている。