「鬼十則」、社員手帳への掲載取りやめへ

 

新入社員の高橋まつりさん=当時(24)=が昨年12月に過労自殺した問題を受け、大手広告会社の電通が、《取り組んだら「放すな」、殺されても放すな》などの言葉が記されている「鬼十則」について、社員手帳への掲載の取りやめを検討していることが17日、分かった。

 

鬼十則は、電通の4代目社長の吉田秀雄氏が昭和26年に作った遺訓とされ、仕事への心構えが日本語と英語で10項目ある。他には《周囲を「引きずり回せ」》《頭は常に「全回転」、一分の隙もあってはならぬ》などの表現が並んでいる。

 

過労体質への企業風土を象徴するものとして、高橋さんの遺族側が削除を求めてきた。電通関係者によると、来年分の手帳に、鬼十則の掲載を控える方向で検討しているという。

 

電通の30代男性社員は「鬼十則は新人研修のときにテキストに入っていて、社会人として仕事に向かう姿勢を学んだ。なくなることで、仕事への意識が弱まることを恐れている」と話した。

 

電通広報部は「今月発足した労働環境改革本部を中心に全社的な変革を進めている。『鬼十則』の取り扱い方も含め、企業風土全体の改善に向けた検討を進めている」とコメントした。

 

以上。引用終わり。

http://www.sankei.com/life/news/161117/lif1611170061-n1.html

 

 

 

 

 

上の記事を読んで、真っ先に、大切な企業文化が失われてしまう、と思った。

 

 

アメリカでは、MBAを取得した学生は、他学部の子よりもゼロひとつ多いオファーが来る。

 

彼らは金融機関で働くわけで、1日の睡眠時間は3時間でも文句は言えないが、その代わり、若いうちにバリバリ働いて、40代になったらさっさと引退、その後は悠々自適な生活を毎日送る。

 

こういうのは、アメリカで就職活動をする子たちは、よくよくわかっている話である。

 

 

電通という会社で働くことも、上の話と大差ないと思う。

 

電通は、賃金は非常に高いし、やりがいのある仕事を任されるが、

 

そのかわりに、バリバリ仕事やることが求められるだろう。

 

 

それは、就職活動中に十分理解しているはずである。

 

 

 

そういうスタイルが自らのライフスタイルと違うのであれば、

 

そういう会社にはいかなければいいし、またはやめてもいい。

 

仕事をやめる自由はあるし、働く前も後も、選択の自由はいつもある。

 

それは、日本でもアメリカでも、どこでも同じだろう。

 

 

私は上の記事を読んで、

 

ちょっと仕事に疲れて精神的に参ってしまった人が誤った行動をしたおかげで、

 

残された人たちがみんな迷惑をこうむった、

 

そんな風に感じた。

 

 

死者に鞭打つような議論で申し訳ないのだが、

 

でも死んだ人よりも生き残っている人の方に、私は同情する。

 

これは、はなはだ迷惑じゃないだろうか。

 

 

私は、会社にもいろいろあって、

 

中にはこういう会社があっても、会社をやめる自由がある限り、全然問題ないと思うし、

 

会社の多様性が損なわれたり、企業文化がなくなることが、とても残念だと思う。

 

 

 

 

ちなみに、この鬼十則。

 

「仕事」を「勉強」に置き換えると、

 

それこそ塾生に聞かせたいくらいに名言になる気がした。