ポツダム宣言から71年

2016年07月26日(火)

 71年前の7月26日、連合国の米英中3国が日本に対する降伏勧告「ポツダム宣言」を発表した。終戦の20日前。歴史に「たられば」話は禁物だが、当時の鈴木貫太郎内閣がすぐに受諾していれば、と悔やまれる▲

 発表の2日後、鈴木首相は会見で「黙殺する」と発言。これが海外の通信社によって「完全に無視」「拒否」と伝えられた。実際には戦争終結の方法を模索中で、中立条約を結んでいたソ連に仲介役を託していたのだが▲

 外務省外交史料館には、当時の在スイス公使や在ソ連大使が本国に送った電文が残されている。ソ連が日本に宣戦布告する可能性を指摘し、戦争の早期終結を何度も進言していた▲

 しかし鈴木内閣は決断できず、米軍による広島、長崎への原爆投下とソ連参戦を招いた。昭和天皇が御前会議で宣言受諾を決断したのが8月14日。軍部の暴走で始まった戦争を、政府も軍も自分たちで終わらせることができなかった▲

 宣言は13条しかない。「世界征服ノ挙ニ出ヅルノ過誤を犯サシメタル者」との表現で、日本の指導者を断罪している。昨年5月の党首討論で、安倍晋三首相が「つまびらかには読んでいない」と論評を避けた部分だ▲

 ほかにも「民主主義の確立」や「基本的人権の尊重」などの降伏条件が並ぶ。戦後の日本はこのポツダム宣言からスタート、憲法も宣言に沿って制定された。改憲の空気が漂い始めた今こそ、その重みを再認識したい。



以上。引用終わり。
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/chijiku/ren018201607266667.html




愛媛新聞の地軸にあった文。全く、賛同できない。

というか、ものすごいひどい文だと思う。

反論したい。



第1。

戦勝国というのは、敗戦国の国体(つまり憲法)を変更できるのか。


ここが最大の論点。

なんで、愛媛新聞はこれに気がつかないのだろうか。

国際法には反しているだろうし(主権侵害)、

日本国民として、国体を変えられたことに我慢ならない。




第2。

「世界征服ノ挙ニ出ヅルノ過誤を犯サシメタル者」の表現。

東京裁判でも、conspiracy (共同謀議)の罪名が挙げられたが、


どう客観的に見ても、世界征服をたくらんだんのはアジア人ではなく白人であり、

日本人ではない。




第3。

上記にあるとおり、確かに日本はスイスやロシアに停戦の仲介を依頼していた。

しかし、アメリカは停戦しなかった、したくなかった、自らに都合の良い条件を相手に呑ませるまでは、戦争を終わらせるつもりはなかった。




むしろ、新型爆弾の威力を実験したかったはず。

停戦を望まなかったのは、むしろ連合国だ。





以上。


私としては、こんなレベルの低い意見をまき散らしている愛媛新聞は、毒や疫病に等しい。



「改憲の空気が漂い始めた今こそ、その重みを再認識したい。」



締めに、上から目線でこんなことを言っているが、

愛媛新聞は世間ズレしている low quality paper でり、

聞く耳をもつ人は少ないと思う。