SEALDs の奥田愛基氏がテレビ出演した際の動画を見てみました。
来週にも参議院で採決、成立する見通しの安保関連法案。
各社の世論調査では、今国会での成立について反対が上回る中で、安保法案の成立の是非を、時事通信社の田崎史郎氏、そして法案反対のデモを行っている「SEALDS」の奥田愛基氏(23)とともに「ふかぼり」ました。
以上。引用終わり。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00302544.html
(動画あり)
ネットではかなり酷評されていましたが、実際に見てみたところ、
やはり酷評されてもしかたないかと思いました。
というのも、全然質問に答えていないw
奥田氏は長々としゃべってはいるものの、
聞いていて、実は質問の答えに全くなっていないということがわかりました。
一見何事もなく番組は進行していきますが、
これは議論にならない、と思いました。
「かみあわない議論」というのは、誰の責任なのでしょう?
たとえば、6:15あたりで、
個別的自衛権の行使による日本の防衛の見直しについては賛成かどうかを聞かれ、
全く答えていない。
基本的に、Yes/No question には、yes か no かで答えるべきだが、
自分の主張を述べるばかり。
10:00あたりの、中国に対する現実を踏まえ、安倍総理が現実的に政治判断を下したのではないか、
それについてどうかと聞かれ、
全く答えになっていなかった。
実は私が一番気になる部分であるのだが、
やはり、彼らは現実を直視できない、いやな現実を直視しようとしていないだけではないだろうか。
安全保障というのは、もっともいやな結果が起こりうる可能性を全て挙げ、
それに現実的に対処することであるが、
理想論振りかざしているだけで、
結局のところ、国民の命を守ることに無責任である。
なぜそれに気が付かないのだろうか。
13:30あたり、選挙結果についてどうかと問われ、
集団的自衛権が争点になっていなかったとか、
投票率が低かったとか、
選挙の手続きに文句をつけて、要するに、選挙結果を尊重していないわけですが、
なんか、後出しじゃんけんみたいなものですね。
なんだか、中国と対話と協調と言っている人たちが、
一番対話できない人たちじゃないかと、思ってしまいましたw
議論の技術もそうですが、その前に無知でした。
自らの無知に気が付かずに社会運動を起こしているというのは、
はなはだ迷惑です。
ラップ調というのも、みっともなくて見ていられない。
これを見て、心揺さぶられる、と書いている愛媛新聞の地軸には、
全く驚くばかりです。