私は、大学生と接するときは、完全に社会人扱いしています。要するに、大学生はもう社会人の仲間って感じなのです。
だから、卒塾生には、“Welcome to the club!” とでも言ってあげたいです。もう、子ども扱いはできない、本当に対等なリスペクトのもとで、接さなくてはならないのです。
さて、私は高校生を見る時も、だいたい同じように見ています。肉体的にも精神的にも大人ですし、だから常に、子どもたちには敬意を持って接しています。彼らにはもう、大人と同じ発想を期待しています。
しかし、ひとつだけ、彼らが決定的に子どもな点があります。
それは…、
復習をしない・できない、というところです。
高校生は、だまっていると復習をしません。だから、彼らを大人扱いして、「それくらいできるだろう」という期待は、塾としては絶対に持てないことなのです。
人生の経験が未熟なせいか、復習の価値がわからないのかもしれませんが、とにかく一般的な話として、高校生は大人に見えても、基本的に復習しないのです。
これは、受験勉強をしていく上では、致命的です…。
前回、前々回と紹介したブログには、こうあります。
まずは、毎日コンスタントに勉強する習慣をつける。これは、今さら言うまでもなく、受験勉強の王道中の王道だ。ところが、最近はそれがなかなかできない高校生が増えているようなので、あえてここで強調しておきたい。そもそも、毎日コンスタントに勉強することは、圧倒的に要領のいいやり方だということを知ってほしい。…(中略)英語と数学は、毎日の積み重ねが特に重要な科目だ。
「毎日コンスタントに勉強する」にプラスして、「やったことを確実に残す」復習重点主義を貫く。これ以上要領のいい勉強法は、この世に存在しないと思っていい。
(和田式 高2からの受験術 P55~57より引用)
受験の権威より、言葉を借りました。私では貫目が低く、説得力がないので…
要するに、
継続して学習すること、
復習をきちんとすること、
これ以上良い勉強方法はこの世にない。
ということです。
さて、先日高2を対象に、文法復習テストを行いました。
これは、前もって実施を宣言した上で行なったものです。
問題は全て同形式、何一つテキストから変更した点はなく、ただ抜粋という形で45問出題しました。
で、正答率が低いわけです…(涙
もう少し具体的に言うと、入塾時期のはやい子ほど出来が良く、
入塾時期が遅い子は、まだ復習をすることができていないということがわかりました。
まだまだです。塾の指導は未だならず、と思っています。
復習の際の心構えとして、
半年後に全く同じ問題が出たときは必ずできる、
究極的には、試験会場で同じ問題を見たら必ず自力で正解を出せる、
それが目標です。
これを目安に復習しなさい。こちらが指示しなくとも、自分でその意識をもって復習してください。
そのくらいの意識がない人は、端的に不合格通知をもらうだけです。
また、塾生には単語テストを毎回やらせています。
これは、塾生に宣言しているとおり、
スコアを伸ばすよりも、規律の導入を目指しています。
DJの単語テストのポリシーは、以下の通りです。
「見て忘れて見て忘れて、を気が遠くなるほど繰り返す」
「見たことがあるが意味のわからない単語を増やしていく」
だから、出題範囲を比較的広めにしており、そのためスコアは5割程度でOKとしています。
むしろ、知識の有無よりも大切な点、継続という姿勢をつけることを目標としています。
なかなか学校の学習とは別として、
塾の課題を毎日やることを快く思わないようです。
しかし、「自分の課題」つまり「より受験勉強に近い課題」、
これを継続することが、復習と同じくらいに大切なのです。
私が判断する限り、こちらに関しては、まだまだだろうという印象です。
継続の重要性を理解できていないのです。
その学習姿勢がすごく不安ですし、
これをなんとか指導していかねばならないと思っています。
親と教師が見ていない場所で、
一人で学習する時の指針として、「継続」と「復習」
これができるよう指導していきます。
受験勉強は、決して生まれつき頭が良い必要はありません。
天才性、というのは、大学院で問われるのです。大学に入る時には問われません。
それよりも、自己規律できるかどうか、それが問われます。
頭の回転が悪い人にも出来ることです。
頭の良さよりも、自己規律と努力、その姿勢が問われるのです。
話をまとめると、
習ったことを確実に吸収していく、
そして、継続して学んでいく、
それだけの自己規律を、早く身に付けて下さい。
早く身に付けた人は、勝率が100%に近づきます。
受験は決して博打ではなく、運に大きく左右されるわけではありません。
必ず勝ちに持っていける勝負事です。