まず、センターの英語は、コミュニケーションに使える英語が問われている、という点をしっかり理解しておかねばなりません。
<ここ数年の語数の推移>
2005年 → 約3000語
2006年 → 約3200語
2007年 → 約3800語
2008年 → 約4000語
2009年 → 約4250語
2010年 → 約3500語
2011年 → 約3750語
2012年 → 約4000語
だいたい、こんな感じです。
ここ数年で一気に単語数が増えたのが、なぜかいったん減少したのですが、今年はまた4000語に戻っていますね。
この語数が増えている訳は、次のとおりです。
つまり、短いけど難解な英文を読める能力というよりは、簡単な内容を短時間で大量にさばく能力が問われているわけで、要するにすぐに使える英語力、コミュニケーション能力が問われているのです。
リスニングも、語数が増えた上、読上げスピードが上がりました。これも、やはりコミュニケーション能力、という点で一致します。
結局、センター英語は、時間が足りない試験になりうる、簡単だけどゆっくりやっている時間がないので難しい、と考えておくと良いかと思います。
以下、簡単な概評を書いてみます。
<筆記>
問1 難しくない。塾で教えたことだけで十分といった感じ。アクセントは、もう素直に法則通り。
問2 A 文法的には楽勝。構造に気をつけている習慣があれば、まずミスしない。ボキャブラリも、それほど難しくない。 B とくになし。 C 塾では、選択肢5つのものばかりを扱っていたが、偶然本試験も6から5に減っていた。これも、構造を意識してやっていれば、どこで間違うだろうかと思えるような問題。
問3 ABともに、不正解の選択肢をスパっと切っていけば、正解を出せる。 C パラグラフリーディングが出来て、マークにしたがって読めば楽勝。
問4 A やや難しかったか。知らない単語が出てくる英文でも、本文の中で類推する読解力が必要。35は、副詞と前置詞に気を付けて読まないとミスをする。B やや難しかったかもしれないが、語数は少ない。数字に気を付けて処理したい。
問5 これは簡単。正確に早く処理して、他の問題に時間を回したい。
問6 易しめ。構成も非常にシンプルで読みやすい。内容的に、受験前に読みたかった、と言いたくなるような問題。procrastination は定義されているので問題ないだろうが、上位校を目指す人は知っておきたい。
<リスニング>
問1 4 Yes, it is (bad). なので、誤解しないように。 5 make it は口語で様々な意味を持つが、その前の can't がある意味強烈。can とカンチガイせずに理解できるか?
問2 1回で解答を出して、それを聴きながら次の問題に目を通す、くらいが良い。設問が素直じゃない。結構大変だったかも。スピードもやや速い。口語表現を知っていることもそうだが、会話の速さと英語の音にどれだけ慣れているかが問われる。
問3 A 16 take a chance が分かれば、消去法から正解を導くことができる。やや厳しい問題か。B これは取り組みやすかった?
問4 A それほど難しくない。が、設問は先に必ず目を通しておかないと、難問になりうる。B やや難か。全て聞き取るのは難しいかもしれないが、聞き取れたところから消去法で正解を出したい。
だいたい以上です。
最後に。
高校1年生は、時間無制限で構わないので、一度解いてみること。一度答えを出してから、こんどは辞書を使ってやってみて、答えを変更したうえで、スコアを出してみよう。
実は、時間さえあれば、割合スコアが取れてしまう、そんなテストです。
高校2年生は、人によりますが、志望校が高い人は、やはり80分で解いてみるべきです。センターが結構なスピード試験だということを念頭に置いてください。志望が高い人は、センターは「ミスのできない試験」となります。そのプレッシャーを抱えつつ、速攻で解いてください。
あと、リスニング。一度答えを出したら、こんどは問題を何度再生してもいいので、こちらも時間(回数)無制限で何度も聞いて答えを出しましょう。どうしても聞き取れないところを、ディクテーションしてみても良いでしょう。で、スクリプトと合わせてみてください。
確認したら、聞き取れなかったところを中心に、何ども何ども聞く、それで復習終わりにしてください。
以上です。