宇宙兄弟１６

塾生より、「先生、宇宙兄弟、新しいの出てるよ」と言われ、購入しました。

ついこの前１５巻が出たばかりだと思っていたので、びっくりしましたが、即日で購入しました。

宇宙兄弟（16） (モーニング　KC)

posted with amazlet at 12.01.11

小山 宙哉
講談社 (2011-12-22)

Amazon.co.jp で詳細を見る

宇宙兄弟は、宇宙の話も興味深いのですが、それ以上に人物描写が好きです。うちの塾で、是非塾生に読んでもらいたい本のナンバーワンです。

さて、ちょこっと内容について（軽ーくネタバレですので、読んでいない方は見ないと良いかとおもいます）

「大事なのは、結局…“今”だ」

このコトバは本当に大切じゃないかと思います。

ムッタにこのコトバを言わせたのは、同僚のアンディですが、かれは、

「考えるのをやめたのさ、目の前にある訓練や仕事をさらに増やして、それで頭をいっぱいにしてやった」

と言っています。

私はこれらのコトバに共感すると共に、これらは受験にもつながることだと感じました。

ドラゴン桜という漫画では、

「受験というのは自分を殺すことじゃない。自分を生かすことなんだ」

と言っています。

やはり、遠い先の目標のために、あたかも苦行のように今を耐え忍ぶ生活ではなく、

充実した今を精一杯楽しんで生きていくこと、これが大切だと思うのです。

人生のかなたに目的をおいて、生き急げば生き急ぐほど、人間はかえって自分の人生を置き去りにしてしまうものなのです。。。

受験が、一度しかない青春時代を、犠牲にしてもいい理由なんてないですよね。

スティーブ・ジョブズは、

"If today were the last day of my life, would I　do want to do what I　am about to do today?"

（もし今日が人生最後の日だとしたら、今日これからやるべきことをすすんでやるだろうか）

という問いを、日々自分に問いかけたそうですが、

今を精一杯生きていくというのが、本当にとても大切なことで、とても幸せなことではないかと感じました。受験生にとっても、そして私自身にとっても。

私自身、邪念と煩悩で占められている人間ですが、

きっと人生も半分を超えたわけですし、残りは少ないことを自覚しつつ、

日々大切に生きていかねばならないと思います。

今まで長生きしてきたメリットを、

もし過去の自分に出会えるとしたら是非その自分に伝えてあげたいメリットを、

塾生に着実に受け継ぎたいと思います。

それにしても、塾生が本当羨ましいです。

なぜなら、もしも自分が宇宙兄弟みたいな素晴らしい作品に出会っていたら、

おそらく自分の人生が変わったんじゃないかって思えるからです。

宇宙兄弟は、自分がそこまで思えるような、夢のある作品です。