世界人口が60億になった時をはっきり覚えています。60億人目の子を認定しよう、ということで、インドネシアで生まれた子が「60億人目とされた」という記事を新聞で見ました。ほんの10年位前のことです。
人口が60億になった、というのも結構な驚きでしたが、
あれから10年ちょっと、ほんの10年ほどで、また人口が10億人増えました。
衝撃のニュースです。まずは、以下の記事を。
世界人口、来年にも70億人に=日本は第10位―国連白書
時事通信 10月20日(水)21時25分配信
【ニューヨーク時事】国連人口基金(UNFPA)は20日、2010年版の「世界人口白書」を発表した。白書によれば、世界全体の人口は前年から約8000万人増えて69億870万人に達し、来年中にも70億人を超える見通しだ。
最も人口の多い中国は13億5410万人。インドが12億1450万人で第2位。以下米国、インドネシア、ブラジルと続き、日本は1億2700万人で第10位だった。日本の人口は09年版白書と比べ20万人減少している。上位10カ国の順位に変動はなかった。
中印を合わせた人口は全体の37.2%を占める。インドは今世紀前半、人口増加を続け、20年代後半に中国を追い抜くとみられている。地域別では、アフリカの人口増加率(05~10年平均)が2.3%と最も高い。
ソース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101020-00000164-jij-int
以上
なお、ウィキペディアによると、世界人口の推移は、以下のようになっています。
1802年 10億人
↓
1927年 20億人
↓
1961年 30億人
↓
1971年 40億人
↓
1987年7月11日 50億人(1989年に国連人口基金が、この日を「世界人口デー」と制定。)
↓
1999年10月12日 60億人
↓
2010年 約69億人(2010年版「世界人口白書」)
図にすると、以下のような感じです。

図でみると、本当にわかりやすいと思うのですが、
長い人類の歴史を1年にたとえてみると、
大晦日の昼にヒトが誕生し、農耕・牧畜が始まり、そして4大文明の発展があり、23時40分頃に産業革命があって、その産業革命後のごくごくわずかな時間に、ヒトの数がわさわさと一気に増えています。
まるでカベに生じたごくわずかなカビが、ものの5分間で一気に部屋全体を侵食したかのように、ヒトは地球上を侵食したのです。
あたりまえですけど、自然界におけるいかなる固体も、このような成長は不自然なわけで、それは人間も例外ではないでしょう。
怖いですね・・・。
これだけの人口を支える技術はあるのでしょうか。
技術でもって、食料と水を、供給させることは可能なのでしょうか。
20世紀は石油で戦争が起こった時代で、21世紀は水で戦争が起こるといわれています。もちろん、水は食料生産のために使われるわけであり、
つまり、食料と水をめぐって、奪い合いの戦争になるのではないでしょうか。
もしかしたら、自然にも「見えざる手」という調和が働いて、ゆり戻しにかかるのではないでしょうか。例えば、未知のウィルスで、異常繁殖したヒトという個体数を減らしにかかるとか・・・。
過去、地球は5回の絶滅を経験しています。6回目も、あるのでしょうか。
正直、私には、わからないことばかりです。。。
塾生の皆さんは、どう解決したら良いと思いますか?
ちなみに、日本の人口は、世界とは逆で、減少を続けています。このままだと、2050年までに1億人になり、2200年頃には5000万人くらいになる、ようです。
日本は、やはりその領域内を持続可能な自給圏にし、環境と調和して生きていけるようしなくてはならないと思います。それができなければ、世界に対して説得力はないですよね。
おまけ
結構面白いと思う。