こんばんは。

今日は雨が降ってますね。 雨

昔は雨の日はあまり好きではなかったのですが、

最近はしっとりとした日も

案外いやじゃないなぁ~、と感じます。


さて、今日は2010京大理系・乙の数学です。
総評としては、整数問題(大問5)と確率(大問6)
が手ごわかったかな、という感じです。
そのほか4問は、どれも比較的素直な問題だった
と思います。大問2については、(交)角はtanで考える、
という方針さえ立てられればなんとかなったのでは?
全部で6割は欲しいところ。



大問1.四面体の辺の垂直条件から、面と辺の垂直を示す問題。     
     なぜか辺の上に→が既についており、ベクトルで解け、
     というヒント?が付いている。結論で示すべきことがらを
     数式化し、条件を数式化したものと見比べれば、途中の
     経過はおのずと現れてくるのではないか。
     
大問2.三角形の2頂点の座標が与えられ、残り1つの頂点が動く
     ときに、1つの内角の最大値を求める問題。
     角をtanで考えると解きやすい。シメは相加・相乗平均の
     関係式。忘れた頃にやってくるのが相加・相乗平均なので、
     最大・最小問題(とりわけⅡBまでの範囲)では「超」強力な
     武器なので、その可能性をきちんと吟味したい。

大問3.正弦グラフと定数倍の余弦グラフとx軸とで囲まれた面積比
     の条件から、定数を求める問題。正しく計算処理をして、他
     の問題にかける時間を稼ぎたい。

大問4.鋭角三角形の1辺の長さとその外接円の半径の長さから他
     の2辺の関係式を求める問題。外接円と来たので迷わず正
     弦定理を使って計算を進めていきたい。躓いたら他の方針を
     考えればよいが、特に方針上は躓くところがなく解けてしまう。

大問5.今年の乙の問題の中で最も難しい問題。nについての証明
     問題なので帰納法で進めていくことを考える。
     偶数は(2の指数乗)×(奇数)と表せることを使うのだが、こ
     れは経験がないと思いつきづらいだろう。しっかり覚えておき
     たい。(2)でも同様の置き換えをするが、(1)は(2)のヒント
     になりうることを利用する。また、2の指数乗と多項式の大小
     関係があったら、迷わず二項定理の利用を思いつきたい。

大問6.確率を求めて、与式に当てはめれば、区分求積の形になっ
     ている。・正しく確率pnを求めること ・区分求積を正しく実行
     できるようになっていること、がポイントである。

以上。


ちなみに、大問5の整数問題はテキストの問題として使いました。
やはり予習ではなかなか一筋縄では行かなかったようです ドクロ