こんにちは
今日もいい天気。
このまま夏まで突入してほしいですね。
暑い日は好きなのです。
去年の夏は、鎌倉で海の家のライブハウス行ってました。
今年は、松山にいるので、どこも行かないで授業やっているでしょうね
さて、今日は2010東大理系数学について簡単にコメント書いていきます。
総評としては、全体的に手がつかない問題もなければ、かといって、
この問題は絶対に完答しないと厳しい、というレベルの、問題もない。
普段からどれくらい思考力を磨いているのか、が問われているレベル
の高いセットだと思います。
理Ⅰ理Ⅱは5割とれれば合格ラインでしょう。3割~4割でも他の科目の
頑張り次第で合格可能?
1.直方体を1辺を軸に90度回転させた図形の体積を調べる問題。
(1)積分を使う、と思っては失敗だろう。 普通に?図形的にアプロ
ーチすれば1分もしないで解ける(ハズ)。
塾のパンフレットにこの問題を載せました。
(2)3辺の和が1のときの体積Vのとりうる値の範囲を求める問題。
aとcに関しての対称式。まずbを固定して、bを最後に動かす。
落ち着いて処理していけば、解けると思われる。
変数が2個以上ある場合は文字を固定して考えるのがコツ。
2.(積分を用いて表された)不等式の証明問題
(1)面積を利用しても解けるが、xの範囲での不等式を利用したほう
がラクだろう。いずれにせよ解けるようにしておきたい。
(2)(1)は(2)のヒント。結論(示すべき式)から、(1)をどう使ってい
くかは推測できてほしい。
nからm-1まで積分をする。落ち着いて計算しよう。
3.2個の箱にボールが計30個入っており、ルールにのっとって箱のボ
ールを移動させる問題。30個になったら玉の移動はその後ない。
(1)x=15を境に次の操作で、L、Rのいずれが30個になるかor少な
いほうの箱の個数が2倍になるか、が入れ代わる。
よって、xが15以上、15以下で場合分けをする。
(2)(3)は(1)を利用して漸化式を解くだけ。難しくはないので計算ミ
スだけ気をつける。
4.曲線のグラフをかいて図形の面積を求める問題。
(1)グラフの概形をかいて、面積を求める。曲線と直線の位置関係
をチェックしよう。
(2)2つの図形の同面積に着目するといいだろう。ガウス・グリーン
の定理を使っても解ける。
正直にやると、死亡フラグがたつので気をつけろっ!
5.3点の回転角に着目して、題意の条件を数式化する。
方向角が90度と270度の2パターンあるのでそこを見落とさないよ
うにしよう。t についての関係式が作れたら、t の範囲(不等式)から
条件をさらに絞り込んでいこう。
何をやっていいかわからなかったら図をかいて実験して、部分点を
稼ぎたい。
6.四面体の切り口の面積の最大・最小問題。
(1)垂直条件を数式化して解く。これを落としたら、「また来年」の可能
性が高くなってしまいそう(涙)。
(2)tの範囲で場合わけをする。切り口が三角形になるのか、台形にな
るのかで面積の立式が異なる。
相似比を利用するなどして、正確に計算したいが、ボリュームもある。
場合分けが正しくできれば5点くらいは部分点をもらえたのではない
だろうか。(甘い??)
以上。