大学生への仕送り額ダウン、25年前の水準に

2月10日22時21分配信 読売新聞

 親元から離れて暮らす大学生への仕送り額が、25年前の水準まで落ち込んでいることが10日、全国大学生活協同組合連合会(東京)の調査でわかった。

 調査は全国31大学の学生を対象に昨年10~11月に実施し、9660人から回答があった。

 マンションやアパートなど自宅外(寮を除く)から通う大学生への仕送り額は月7万4060円(前年比3520円減)で、月7万4240円だった1984年並みに下がった。仕送りゼロと回答した学生は全体の10・2%(同1・9ポイント増)に上り、70年以降で初めて1割を突破した。

 不況の影響からアルバイト収入も減少し、月2万2370円(同2230円減)となった。奨学金は前年比2100円増の月2万6430円で、仕送りなどの減収分を補っている様子がうかがえる。

 一方、支出を切り詰める傾向も続き、住居費以外の支出はすべて減少。特に食費は月2万3350円(同1080円減)で、1976年以降で最低の金額になった。

 大学生協連では「08年秋のリーマンショック以降、親の生活が厳しくなり、仕送りが減っている。アルバイトにも頼れず、弁当を持参したり、研究室に炊飯器を持ち込んでご飯を炊いたりといった食費節約の努力をする学生が目立つ」と話している。


以上。


ちなみに、25年前を見てみましょう。1985年はどういう年かというと、

『この年は日本が株価 最高準となりバブル 全盛となり、日本経済 が大きな転換期を迎えたといえる。子供 文化1983年 に登場したファミリーコンピュータ のブームによって大きく変化した。芸能面においてもおニャン子クラブ 登場により芸能文化 が大きく変化したといえる。このようにして誕生した高度消費社会敗戦 後の日本社会の終着であり日本が最高に豊かになっていった年でもあった。高度消費社会に達した日本は公文俊平村上泰亮 といった大衆社会論 を専門とする社会学者経済学者 の研究対象となった。 』(wikipedia より)


日経平均株価の推移は、下のとおりです。


Jive Talk

85年はバブル全盛期、こんな時代と仕送り同水準と言われても… 叫び


学生は支出を切り詰めることは、やろうと思えばいくらでもできます。まずは、学生寮のすすめ、ですね。学生寮は、ほとんどの大学が赤字経営でやっているものですから、学生にとってはありがたい価格です。しかも、安全ですし。

ただ、男子寮の場合、マージャンを断れないと、えらいことになりますので、マージャンは「できない」ことにしておきましょう。悪友の勧誘を断る強い意志がある限り、男子寮は居心地がよいはずです。


外食とかコンビニで買うことは控えて、弁当持参は安くつくと思います。研究室に炊飯器持参というのは、良いアイデアですね。


ちなみに95年当時、私が中国に留学していたころですが、中国の学生は何を食べていたかというと、ご飯の上におかずを1・2品かけただけのものでした。

学生が自前のお椀を持って並ぶんです。で、スコップもったオバチャンが、ご飯を入れてくれるんです。向こうのご飯はパサパサだから、スコップでいけるんです。で、上からおかずを盛って、おしまい。

それ食べた後、中国の人は昼寝をするんです。健康にいいですね。中国には太った人もいない、というか、当時は全くいなかった。


日本は悲惨な状況かもしれませんが、世界的に見れば、間違いなく恵まれています。同情される境遇ではありません。今までがおかしかった、のです。


まぁ、何よりの親孝行は、大学時代はしっかりと学んで世に出て行く準備をすることでしょうから、学んでください。それが、一番自分にとっても幸せなことになりますから。