父上様、母上様、栄はこれから出撃します。

我儘な私を立派に成育して下さいまして、帝國海軍航空隊員となり、今回栄ある神風特別攻隊第三次草薙隊として出撃出来る様になりましたのも、皆父上、母上の御蔭と、栄は有難涙を流して居ります。

必ず御期待にそむかず敵を撃滅して日本の國を護ります。

近くの山に咲く桜花は栄の立派な生れ変わつた姿です。

幼くして出郷する時、母上から受けた教訓は立派に実行して来ました。

酒と女でしたね。

今迄酒は少しやりましたが女は全然知りませんでした。

今となつては何も思ひ残す事はありません。

只日本の必勝のみであります。

箕輪様や久保様や又親戚の方々にも色々御世話になりました。

厚く御礼を申上げます。

土産はいりません。

沖縄が私の最後の場所です。

昨晩最後の夢を拳母町のきらく亭で見ましたが矢張り父上様と母上様の夢でした。

くだらない事を書いて全く女々しい様ですが御許し下さい。

では皆々様の御健康を祈つて出撃します。

昭和二十年四月十三日

父上 様

母上 様

御膝下

栄より

海軍中尉

宮内 栄

神風特別攻撃隊第三草薙隊

昭和二十年四月二十八日

沖縄近海にて戦死

中央大学

海軍第一期飛行科予備生徒

茨城県行方郡大和村出身

二十三歳
あんまり誰かを崇拝するということは、自分の自由を失うことだが自由が幸せだとは限らない
一般的には、私心や私情を抑えて、国家・地方公共団体・社会・世間などに対して奉仕する精神を意味する。

しばしば個人主義の対極にある思想のひとつと見なされ、過度な実践は自己犠牲を伴い、全体主義に繋がることもある。

日本の戦前教育は直接的ではないものの、主に忠君愛国教育として取り入れており、個人主義の発祥の地である欧米諸国においても、公に対する忠誠や献身的精神は究極の愛の形として高く評価されることもあるが、日本の戦後教育は個性を重視する観点から否定的である。

日本の企業の特徴のひとつとして、企業の公共性や社会貢献の度合とは関係なく、企業内における封建制下の主君と家臣のような関係性を指して、変則的に滅私奉公と表現されることがある。

この企業内で完結する滅私奉公の強要が、過労、サービス残業、休日出勤、有給休暇の未消化といった労働問題の原因になっているとの指摘もある。

この「滅私奉公」は、勘違いされやすく社会科学の分野に属する書きかけ項目。

この加筆・訂正などして下さる協力者を求めている