天皇が国民に代わって、日本国民の加護を「正式」に「心から」祈ってくださっているからこそ、国民はその形の片鱗だけを、その精神のエッセンスだけを神に捧げていればいい。

それは、天皇がいてくれるおかげ。

天皇が正式な潔斎や正式な奏上を毎日厳格に引き受けてくれるおかげ。

それが「日本神道の長」だということ。

陛下は自身の健康と体を、そのためだけに捧げている。

自分の体は、その「伝統」を引き継ぎ、受け渡していくための「器」だとおっしゃっている。

それが天皇の仕事。

そういう自覚と覚悟がなければとてもできない「仕事」

わずかな予算で「無報酬」でやっているのと同じ。

だから古来、ただ、権力欲で地位を欲するものは、天皇との姻戚関係を結んで政治の実権を握ることは望んでも、自身が天皇に成り代わろうとしなかった。

この世の代価とは無縁の「神」と通ずる代価は、苛酷で孤独なもの。

私欲で欲するようなものではない。

そういう覚悟を、生まれながらにして持っているような「神に選ばれしもの」だけが、それを受け継ぐ資格があると、思う。

天皇は飾りでもなければ、税金の無駄でもない。

それだけは確か。

戦後、開国後の日本人はそういうことをなにも教わらなかった。

とくに戦後、「古事記」や「日本書紀」をきちんと教えなくなったのも、そういうこと。

あの時代から「古事記」がすでにあれだけの形として残っていることを思えば、いきなりそんな高度な文明が発生するわけがないから、それだけの古い歴然とした「皇室」というシステムが存在していたことは確か。

そして、それが今日まで続いている。

だから、日本人に教えないようにした。

「日本には世界にも稀にみる素晴らしいものがある」と、教えたくなかった。

それを引き継ぎ守ってきたのが皇室であるということを。

そういう、自分たちの精神の核となるものを教えないようにした。

だから、それが功を奏して、今、あれはただの「神話」だと思っている日本人が増え、「天皇の価値が分からん」という人が増えてきた。

日本以外の国の「神話」にも意味がある。

でも、日本はそれも教えない。

そういうものはただの「物語」で、まったく根拠のない「ファンタジーの世界」だと決めつけている。

つまり、宗教の歴史とか神話の意味に気づいてほしくなかったからではないか?

「じゃあ、日本の天皇は?」という疑問を持たれないように。

日本人は外国人と違ってあまりにも「外」を知らない。

しかも、連日、しがな一日中、マスコミの洗脳の中で生きている。

だから、「おかしな論理」に言いくるめられていることに気づかない。

支那、北南朝鮮以外の他の国では国民にそれを隠したり、曲げて教えたりしていないだけで「王」や「皇帝」が「神」と通ずる観念はよくあることで、それを否定するなら、キリスト教や宗教自体も否定せねばならない。

それを精神の柱にしている国の方が多いから、なぜ、日本の皇室だけが、現代の科学的根拠に100%適っていなければいけないのか?

その方が、おかしいのでは?と思う。

「続いたことだけが偉いわけじゃない」などというのは、そういうものを、そういう伝統の重さや恩恵を知らない民族の発想。

その価値を実感したことのない民族の発想。

今の日本人は忘れているかもしれないが、ただ忘れているだけであり、教えられなかっただけであり、それは「なかった」わけではない。

知っている人も現実にいるし、それを心底理解する人も現実にたくさんいる。

たしかに「あった」ことだから。

おとなりの、でっち上げられたプロパガンダとはわけが違う。

幻想でもなんでもない、 実際に日本人はずっとその恩恵を受けてきた。

だから、教えられなくても、じつは根っこの方では自然と理解している、それが日本人だと思う。

理解できない人を日本人でないと言っているのではない。

理解できなくなった日本人もたくさんいるが、それは残念だが、でも、自然と理解できる人もちゃんといるし、気づけば理解できる人もいっぱいいる。

それが日本だといっている。

本気で「天皇なんて要らない」と思っている「日本人」はわずかだと思う。

どっかのテレビ局の「若者の間では今、ハングル文字が流行っている!」などという虚偽報道のようなもの。

本気で思っているのは、「在日」か「帰化人」か「帰国子女」。

マスコミがそれを、同じネタを何度も流すことによってあたかも「世論」であるかのように見せかけ、嘘の「常識」作りをしてきただけ。

たしかに反日教育が奪った傷はとてつもなく大きいが、なくなったわけではない。

だから、まだ日本は日本でいられる、と思う。

洗脳ってどんなふうにやるか知ってるやろ?

同じことを何度も何度もくり返して聞かせる。

物を持つのはいいことだ。金は多いほうがいい。財産は多いほうがいい…

ついには、めんどうくさくなって他の考えを持たなくなる。

普通の人間は頭が朦朧として、何が本当に大事なのか見境がつかないというわけ。

この国では、欲しいものと必要なものが、まるっきり、ごっちゃごちゃになっている。

多くの人が無意味な人生を抱えて歩き回っている。

自分では大事なことのように思ってあれこれ忙しげに立ち働いているが、実は半分 寝ているようなもの。

間違ったものを追いかけているからそうなる。

人生に意味を与える道は、人を愛すること、自分の周囲の社会のために尽くすこと、自分に目的と意味を与えてくれるものを創りだすこと。