あーゆーおーKei?

あーゆーおーKei?

ブログの紹介文

Amebaでブログを始めよう!
ん……んん………
ここは俺の部屋?
そうか……あの後、なんて答えたか覚えてない警察の事情聴取があって、学校行って、帰ってきて疲れてすぐ寝ちゃったんだ。
人の死に慣れたと思っていたが違ったみたいだ。
もちろん学校では星座占いは聞かれもせず、小場の話題でもちきりだった。
デジタル時計を見ると10月8日、2時13分だった。
喉が渇いた。
電気も点けず部屋のドアを開ける。
体が固まる。
ドアの前に黒いジャージに黒いキャップを深くかぶり、マスクをした人が立っていたのだ。
正確には俺の部屋を通りすぎようとしたところを、ドアが開いたから固まっているみたいだが。
泥棒?廊下の暗さもあって顔は見えない。
困惑していた俺の腹に泥棒が腕をつき出してくる。
その瞬間、腹に激痛が走る。
いっ……あっ…つっ……!
痛みなのか熱さなのか分からない。
俺の腹から離れた泥棒の手にはナイフが。
刺された?声が出ない。
続けざまに胸に刺さるナイフ。
力が抜け、壁に背を預けてその場に崩れ落ちる。
泥棒は俺の足にまたがりナイフを振りおろす。
もはや俺には抵抗する力は無かった。
何度も繰り返される激痛がしだいに薄くなる。
意識が遠のく。
あ………これが………死………



ん……んん………
ここは俺の部屋?
デジタル時計を見ると10月8日、2時13分。
腹は!?………刺されてない。
まさか……またループするのか?
今度は俺が死に続けるのか?
むくっと起き上がる俺の体。
そうだ。体は無意識に繰り返すのだ。
この部屋の前にはあいつがいる。
せめて部屋の電気を!
………意識に反して手はドアノブを掴む。
やっぱり目の前には泥棒が。
そしてつき出されるナイフ。
止めろ!止めろ!この腕を掴め!
しかし俺の手は動かず、腹に刺さるナイフ。
いっ……あっ…つっ……!
続けざまに胸に向かってくるナイフ。
動け……!
手が動き、泥棒の手を掴む。
動いた……!
しかし力が入らず、すぐに振り払われ首を切られる。
あっ…あぁ……
そしてまたしても何度も繰り返される激痛。
遠くなる意識の中、おばあさんの言葉を思い出す。
あれは
「やっと……私の……代わりに……」
って言ったんだ。
あのおばあさんは16回もこんな痛みを味わっていたのか………
くそ…………



ん……んん………
デジタル時計を見ると10月8日、2時13分。
無理だ。耐えられない。
こんな1、2分で繰り返される激痛に耐えられるわけがない。
いやだ……!いやだ………!
そしてまた俺の意識に反してドアノブに手をかけるのだった……



続く