春は新たな一歩を踏み出す人にとって、入学や就職、転勤のシーズン。しかし、新たな門出に向かうとき、賃貸住宅を退去する際に思わぬトラブルに巻き込まれることもあるかもしれません。

 

最近では、賃貸住宅を退去する際に、原状回復のためにあまりにも高額な修繕費用を求められるケースが増えています。この問題に関する相談は、今年度だけでも公的窓口に1万件以上も寄せられているという報告もあります。

 

原状回復とは、入居時の状態に住宅を戻すことを指します。しかし、その定義や基準は賃貸契約ごとに異なるため、注意が必要です。何年も住んだ家を離れるとき、普通の使用による傷や劣化は避けられないもの。それを全て原状回復として請求されるのは適切ではありません。

 

具体的には、壁や床のキズ、カーテンやブラインドの劣化、キッチンやバスルームの水回りの汚れなど、通常の使用で生じる傷や汚れは原状回復の対象外です。しかし、それらを過剰に請求されるケースが多々あります。

 

トラブルを避けるためには、入居時の状態を写真や動画で記録しておくことが大切です。また、入居時に立会いの上、入居者と共に確認書を作成しておくことも有効です。そうすることで、退去時のトラブルを未然に防ぐことができます。

 

賃貸住宅を退去する際には、契約書や法律に基づいた権利をしっかりと理解し、不当な請求に対しては適切に対処することが重要です。春の新生活をスムーズに始めるためにも、トラブルに備えて事前の対策を怠らないようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

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