入れ歯が合わない。
終活を考え始めるキッカケになる。
実際、ほとんどの動物にとって、食物が食べられない,ということは、「死」を意味する。
新たなに作った保険治療の上顎用入れ歯が合わない、痛い、苦しい。
作って3日後に、金具が折れたが、歯医者いわく、「数カ月後でなければ保険で入れ歯は直せない。調整もできない」つまり、「作って駄目なら諦めなさい。、そりゃ、残念、ということで、じっと耐えていなさい。」ということらしい。
日本政府には、アフターサービスという先進国では一般的な商習慣さえないらしい。高価なものを購入後、ある一定期間、修理や返品、交換ができて当然ではなかろうか。
上顎の大きな入れ歯は、引力により落ちやすい。
上顎の粘膜に吸い付くものが理想なのだが、「それは、金のある人用です。貧乏人は、お上のお情けの保険治療で、だいたいのものが、いただければ有り難いと思いなさい。入れ歯が合わなければ、口の方を合わせなさい。さらに、ポリXXXという糊でくっつけなさい。それが正しい貧乏人道ですよ。」という意味のことを、歯医者は言う。
現存する日本最古の入れ歯は、1538年に亡くなった和歌山県・願成寺の尼僧、通称仏姫が使用していたものだそうで、この入れ歯は、歯や歯肉の部分が全て木でできた木床義歯で、前歯を含めてすべてが木で彫られています。木製なら、さぞかし、痛かったのかな、と思いきや、当時すでに上顎の粘膜に吸い付く形でつくられていたそうです。私の保険治療の入れ歯は、上顎の粘膜に吸いつきません。
日本では、入れ歯は、もともとは、匠の技で仏像をつくる仏師が、金のない庶民ではなく、金のある殿さまや身分の高い人の求めに応じて、ツゲの木を彫刻して作っていました。現在も、高価な自費治療費を支払えるものだけが、まともな入れ歯を得ることができる、という歯医者業界の商習慣は、この頃から始まったようです。
江戸時代になると、入れ歯師という専門の職業が生まれ、あごの寸法を測って、ひとりひとりに合わせてつくるオーダーメイドの入れ歯が作られていたそうです。江戸時代の「匠の技」を持った入れ歯師が、現在の保険治療の入れ歯の低い品質を見たら、何と思うのでしょう。
昔は、「歯神」と言われた、歯痛治癒の願いをかなえてくれる神社やお寺、お地蔵さんなどが、全国各地にあったそうです。今も、幾つかあります。結局、今も昔も、もっとも頼りになるのは、歯専門の神様かもしれません。
この際、強盗でもして、捕まり、取材に集まったテレビ各局の前で、「保険治療の入れ歯が痛くて、ご飯も食べられず、ついふらふらっと、自費診療の入れ歯用の金が欲しくて、やってしまいました、、、申し訳ありません、、、良い入れ歯さえあれば、、、。」とでも言えば、「高齢者、自費診療入れ歯資金欲しさに強盗」とでもニュースになり、何か変わるのだろうか。
確かに、入れ歯材料は、木製から弾性ゴムになり、さらに、アクリルやレジンに変わりはしましたが、大きな異物、つまり、「入れ歯」を口にはめ込む、というやり方は、500年前から変わっていません。
500年前と全く同じ治療をしている医療分野が、他にあるでしょうか?実際、歯を無くした場合の治療方法は、500年前と全く変わっていないのです。次の500年間も同じなのかな、と思うと、やはり早く死んだほうが良いのかなと考えてしまいます。しかし、安易にに自殺すれば、日本政府の高齢貧乏人削減キャンペーンに負けてしまうことになるので、まだ死なない。