クイズ脳=ビジネス脳 subject4.問題読みの心理① | 「セミナーに参加しても、実践しなきゃ意味がない!」

「セミナーに参加しても、実践しなきゃ意味がない!」

自己啓発だ。情報収集だ。異業種交流だ。
ってセミナーに参加しても、
実践しなけりゃ意味ないでしょう。

subject4. 問題読みの心理
「会話の駆け引きで、相手に結論を答えさせる」
です。

6月のクイズイベントに飛入り参加頂いた「クイズ作家」日高大介氏は「問題読み」について、こんなことを言われました。
「問題文は回答者にきちんとした情報が伝わるように、正確に抑揚をつけて読むように心がけています。」

前項でも書きましたが「クイズ」というゲームは「回答者」が答える事で初めて成立します。問題文には答えに繋がるキーワードがちりばめられており、回答者がそのキーワードの組み合わせから答えを導き出すことをします。

ビジネスの場でもこの構図を考えて、商談・交渉をします。

ここで大事なのは、
提案側が答えを言ってはいけない。顧客である「回答者」に答えさせる事です。

「クイズ」というゲームでは当たり前のルールですが、商談・交渉の場では、よく提案者(出題者)が答えを言ってしまいがちです。

商談時にこんなことを言っていませんか。
「この商品は、必ずお客様の役に立つ商品です。」
「ぜひ、契約をお願いします。」

このような商談上の「答え」は、提案側が言ってはいけません。
顧客側(回答者)に言わせないと。
「この商品は、うちに役に立ちますね。」
「契約をしたいのですが、金額的な条件は・・・」
なんて。

そうなると、提案側(出題者)も顧客(回答者)に答えやすい提案(問題読み)が必要となります。

ではどのようにして、

回答者(顧客)にきちんとした情報が伝わるように、正確に抑揚をつけて読むように提案(問題読み)をすればいいのでしょう。

次回に続く。